タクティカル・トマホークとは? わかりやすく解説

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タクティカル・トマホーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:26 UTC 版)

トマホーク (ミサイル)」の記事における「タクティカル・トマホーク」の解説

タクティカル・トマホークは、トマホーク最新発展型である。これは、ブロック IV中止後1998年に同計画のより廉価な代替案として提案され当初ブロック Vと呼ばれていたが、ブロック IVの名称が復活した。この計画では、生産段階におけるコスト削減目指され、現行のTLAM-C/D(ブロック III)の半分価格で、性能損ねることなく調達することとされた。そのために軽量化とより安価なエンジンへの換装が行われる。 また、軽量化に伴う構造強度低下により、潜水艦発射型魚雷発射管からの発射ができなくなったため、もっぱらVLSから発射されることになったが、魚雷発射管より発射できるタイプ2007年にはテストされイギリス海軍はこれをトマホークBlock IVとして導入しトラファルガー級原子力潜水艦アスチュート級原子力潜水艦運用されている。 また、能力向上として、以下のような機軸盛り込まれた。 UHF周波帯の衛星リンクによる飛行中の再プログラム。これにより、事前に登録され15個までの代替目標のひとつ、または、GPS指示される任意の座標指向させることができるようになったまた、同じ衛星リンク利用する前方監視カメラ画像発射母体への送信損害評価または照準利用することができる。 (従来では不可能だった搭載艦艇での飛行計画立案具体的にGPS用いた目標座標指示による柔軟性の向上。 タクティカル・トマホークの試射潜水艦発射型水上発射型とも2002年成功しレイセオン生産契約結ばれた2004年には、作戦可能状態に達し実戦配備開始された。 タクティカル・トマホークには2つバリエーション含まれる。RGM/UGM-109Eは、ブロック IIIと同じ軽量弾頭搭載し、RGM/UGM-109H TTPV(Tactical Tomahawk Penetrator Variant)は、防護強化もしくは地下目標攻撃する強化徹甲弾頭を搭載するどちらも軽量化伴って燃料搭載量増し射程延伸した。

※この「タクティカル・トマホーク」の解説は、「トマホーク (ミサイル)」の解説の一部です。
「タクティカル・トマホーク」を含む「トマホーク (ミサイル)」の記事については、「トマホーク (ミサイル)」の概要を参照ください。

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