タキ9150形
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「国鉄タキ6300形貨車」の記事における「タキ9150形」の解説
タキ9150形は1963年(昭和38年)2月4日に1両(コタキ9150)が造機車輌にて製作された。同日タキ2800形より1両(タキ2909)の専用種別が硅酸ソーダ液に変更されタキ9150形(コタキ9151)に編入された。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 所有者はコタキ9150が日本化学工業、コタキ9151が東曹産業でありそれぞれの常備駅は、福島県の郡山駅、新潟県の中条駅であった。 コタキ9150とコタキ9151の外観は大きく異なる。コタキ9151は厚さ50mmの牛毛フェルト断熱材を巻き薄鋼板製のキセ(外板)が装備された。また荷役の為の液出管と空気加圧管はS字管も装備していた。 車体色は黒色、寸法関係は全長は9,700mm、台車中心間距離は5,700mm、実容積は21.5m3、自重は15.0t、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであったがその後TR41Dに改造された。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には車籍がJR貨物に継承されたが、1988年(昭和63年)8月24日に最後まで在籍したコタキ9151が廃車となり同時に形式消滅となった。
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