タキ8950形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/30 21:20 UTC 版)
「国鉄タキ18100形貨車」の記事における「タキ8950形」の解説
タキ8950形は、PPG専用の35t 積タンク車として1967年9月20日に3両(タキ8950 - タキ8952)が日本車輌製造にて製作された。 所有者は日本曹達の1社のみであり、その常備駅は信越本線の二本木駅であった。 1979年10月に制定された化成品分類番号では、93(有害性物質、可燃性のもの)が標記された。 耐候性高張力鋼製のタンク体の内面にステンレス鋼製の内張りを施し、厚さ50mmのグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。 荷役方式はタンク上部にある液入れ管からの上入れ、タンク下部にある吐出管からの下出し式である。 車体色は黒色、寸法関係は全長は13,300mm、全幅は2,500mm、全高は3,811mm、台車中心間距離は9,200mm、実容積は35.0m3、自重は17.8t、換算両数は積車5.5、空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1987年4月の国鉄分割民営化時には全車の車籍がJR貨物に継承されたが、同年8月12日に全車一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
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