タキ3850形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 07:20 UTC 版)
「国鉄タム8900形貨車」の記事における「タキ3850形」の解説
タキ3850形は尿素樹脂接着剤専用の30t積タンク車として1966年(昭和41年)4月6日に1両(コタキ3850)が富士重工業にて製作された。その後増備されることなく形式消滅まで1形式1両のままであった。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 所有者は、豊年製油(現在のJ-オイルミルズ)であり静岡県の清水駅を常備駅として運用された。 1976年(昭和51年)11月29日にタンク内仕切板に穴をあけ、各室を連通させる改造工事が施工された。 ドーム付き直円筒型のタンク体は、普通鋼(一般構造用圧延鋼材、SS41現在のSS400)製で荷役方式はタンク上部にある積込口からの上入れ、吐出管からの下出し式である。 塗色は、黒であり、全長は11,000mm、全幅は2,507mm、全高は3,812mm、台車中心間距離は6,900mm、実容積は27.3m3、自重は17.2t、換算両数は積車4.5、空車1.8、最高運転速度は75km/h、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には車籍がJR貨物に継承され、1989年(平成元年)10月に廃車となり同時に形式消滅となった。
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