タキ42150形
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「国鉄タキ42200形貨車」の記事における「タキ42150形」の解説
1978年(昭和53年)2月1日に日本車輌製造1社にてタキ2100形より3両(タキ2323、タキ2324、タキ2326)が、30t積メタクレゾール酸専用車への専用種別変更改造が行われ、形式は新形式であるタキ42150形(タキ42150 - タキ42152)に変更された。 種車のロットは1960年(昭和35年)6月27日、日本車輌製造製である。 改造内容は、メタクレゾール酸が毒性の物質であるため荷役方式を上出し式に変更した。タキ2100形のタンク体下部にあった吐出管を撤去し、S字管付きの液出管、空気管を新たに装備した。 メタクレゾール酸を専用種別とする形式には、他にはタキ11650形の1形式があるのみである。 所有者は、日本陸運産業の1社のみであり、その常備駅は、京葉臨海鉄道臨海本線の前川駅であった。その後常備駅は、鹿児島本線の西八幡駅に変更になった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「毒61」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合2(中))が標記された。 塗色は、黒、全長は12,200mm、全幅は2,656mm、全高は3,882mm、台車中心間距離は8,100mm、実容積は28.9m3、自重は17.4t、換算両数は積車5.0、空車1.8、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1985年(昭和60年)3月29日に全車(3両)が一斉に廃車となり、同時に形式消滅となった。
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