タキ42100形
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「国鉄タキ42200形貨車」の記事における「タキ42100形」の解説
1977年(昭和52年)7月28日に日本車輌製造1社にてタキ2100形より2両(タキ22245、タキ22246)が、30t積オルソクロルアニリン専用車への専用種別変更改造が行われ、形式は新形式であるタキ42100形(タキ42100 - タキ42101)に変更された。 種車のロットは1964年(昭和39年)11月13日、三菱重工業製である。 改造内容は、オルソクロルアニリンが毒性の物質であるため荷役方式を上出し式に変更した。タキ2100形のタンク体下部にあった吐出管を撤去し、S字管付きの液出管、空気管を新たに装備した。 オルソクロルアニリンを専用種別とする形式には、他には無く本形式があるのみである。 所有者は、日本陸運産業の1社のみであり、その常備駅は、鶴見線石油貨物支線の浜安善駅であった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「毒61」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合2(中))が標記された。 塗色は、黒、全長は12,400mm、全幅は2,658mm、全高は3,826mm、台車中心間距離は8,300mm、実容積は28.9m3、自重は17.5t、換算両数は積車5.0、空車1.8、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1986年(昭和61年)11月29日に全車(2両)が一斉に廃車となり、同時に形式消滅となった。
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