セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ線とは? わかりやすく解説

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セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/03 03:29 UTC 版)

ハンガリー国鉄
セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ線の路線図
路線番号 29
路線総延長 117 km
軌間 1435 mm
最高速度 80 km/h

セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ線ハンガリー語: Székesfehérvár–Tapolca-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄鉄道線の名称である。路線番号は29。バラトナカラッチャからバダチョニラーブディヘジまでの73km、バラトン湖の北岸に沿って走る路線である[1]

運行形態(夏季を除く)

特急と普通について説明する[2]

区間特急(S)

  • ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
    2時間に1本の運行。途中、フェヴェニェシュとセペズドフュルデーは交互に半数ずつが通過する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    2020年春以前は、春季・夏季限定の一日1往復の運行で、029号線内は各駅に停車していた。当時は、特急(O)が優等列車として通年運行していた。

普通

  • セーケシュフェヘールヴァール - バラトンフュレド
    2時間に1本の運行。
    2020年春以前は、原則タポルツァまで直通していた。
  • バラトンフュレド - タポルツァ
    一日3.5往復の運行。うち1往復がセーケシュフェヘールヴァールまで直通する。
    2020年春以前は、上記フュレド以東の列車と直通していて、2時間に1本の運行であった。2020年夏 - 2022年度は一日3往復の運行であった。

過去の運行系統

  • 特急(O)
    • ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
      一日あたり春季3往復、秋季・冬季2往復運行していた。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通していた。アルショーエルシュ以東は区間特急(S)と同じ停車駅で、アルショーエルシュ以西はバラトンフュレド、バラトナカリ・デルギチェ、ザーンカ・ケヴェシュカール、レーヴフュレプ、バダチョニトマイ、バダチョニ、バダチョニテルデミツ・シグリゲト(一部通過)、タポルツァであった。
      2020年春限りで、区間特急(S)の通年設定により休止。

運行形態(夏季)

特急「インターシティ(IC)」

  • ケークフッラーム号: ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
    夏季限定で、2時間に1本の運行。途中、セーケシュフェヘールヴァール、バラトナルマーディとバラトンフュレド以西の各駅に停車する(ただし、セペズドフュルデーとバラチョニェルシュは通過)。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    2020年以前は、区間特急(S)として運行していて、セペズドフュルデーとバラチョニェルシュにも停車していた。
  • ケークフッラーム号: タポルツァ → セーケシュフェヘールヴァール → ブダペスト南駅
    夏季限定で、片道のみ一日1本の運行。途中、バダチョニテルデミツ、バダチョニ、バダチョニトマイ、アブラハームヘジ、レーヴフュレプ、バラトンセペズド、ザーンカ・ケヴェシュカール、バラトナカリ、バラトヌドヴァリ、アソーフェー、バラトンフュレド、バラトナルマーディとセーケシュフェヘールヴァールに停車する。
    過去の運行形態
    2021年に「レヴェンドゥラ」号として運行を開始した。当初はアブラハームヘジ、バラトンセペズド、バラトヌドヴァリ、アソフェーを通過し、アルショーエルシュ以西の区間特急(S)停車駅に停車していた。
    2023年度より、現在の停車駅となった。
    2024年度より、愛称名が「ケーク・フッラーム」に変更となった。

特別快速(Ex)

  • サボルチ・テケルゲー号: ザーホニ - セーケシュフェヘールヴァール - ザーンカ・エルジェーベトターボル
  • チャバイ・テケルゲー号: ベーケーシュチャバ - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
    一日1往復、ニーレジハーザ - ザーンカ間に運行。ただし休日はソルノク - タポルツァの列車が増発され、一日2往復の運行となる。フュレド以東は区間特急(S)と同じ停車駅で、フュレド以西はバラトナカリ、ザーンカ・ケヴェシュカール、セペズドフュルデー、レーヴフュレプ、バダチョニトマイ、バダチョニに停車し、東行に限りバダチョニェルシュに、ザーンカ発着便のみザーンカ・エルジェーベトターボルに停車する。
    過去の運行形態
    2018,19年は、ザーホニ発着の1往復を除き、普通列車(O)として運行していた。平日はタポルツァまで一日2.5往復運行していた。休日は本数が多く、特に金曜日の西行と日曜日の東行は最大で片道5本運行していた。チョパク、セペズドフュルデー、バダチョニェルシュを通過していた他、ザーンカ・エルジェーベトターボルに停車していた。
    2020年に、特急(O)に格上げされた。
    2021年に、種別が特別快速(Ex)に変更された他、快速の増発に伴って大幅に減便され、ソルノク方面への直通列車のみとなった。チョパク、バダチョニェルシュは停車となった。
    2023年度より、愛称名が従来のテケルゲーから、始発駅の地域名を冠した愛称名になった。セペズドフュルデー停車となった他、バダチョニェルシュは西行が通過、エルジェーベトターボルはタポルツァ発着便が通過となった。

区間特急(S)

  • テケルゲー号: バラトンフュレド → セーケシュフェヘールヴァール → ケレンフェルド 【日曜運行】
    日曜限定で、一日1本の運行。停車駅は通年運行の列車とほぼ同じだが、チョパクとアルショーエルシュは通過する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    2023年度に、エクスプレス(Ex)の種別で運行を開始した。2024年度より、区間特急(S)に種別変更となった。
  • ヴィーズポーク号: ブダペスト南駅 - セーケシュフェヘールヴァール - バラトンフュレド
    2時間に1本の運行。セーケシュフェヘールヴァール - バラトナカラッチャ間ノンストップで、バラトナカラッチャ以西はカープタランフュレドを除く各駅に停車する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    過去の運行形態
    2020年に、区間特急(S)の「フェチケ」号として、休日の東行片道1本のみが運行を開始した。当時はカープタランフュレドとセーケシュフェヘールヴァールを通過し、ブダペスト側の終点はケーバーニャ・キシュペシュトであった。
    2021年に、2時間に1本の運行に増発された。快速(IR)「ヴィーズポーク」号に変更となった他、カープタランフュレドとセーケシュフェヘールヴァールは停車に変更され、ブダペスト南駅発着となった。
    2024年度より、再び種別が区間特急(S)に変更となり、カープタランフュレドは大部分が通過となった。

  • 過去の運行系統
    • ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
      2020年以前、夏季限定で、一日1往復運行していた。ブダペスト行は029号線内各駅に停車するが、タポルツァ行に限り、セーケシュフェヘールヴァール - バラトナカラッチャ間ノンストップで運行していた。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通していた。
      2021年以降、フュレド以西は普通に、フュレド以東は快速カティツァ号に吸収される形で休止。

快速(IR)

  • カティツァ号: ブダペスト南駅 - セーケシュフェヘールヴァール - バラトンフュレド
    夏季限定で、2時間に1本の運行。セーケシュフェヘールヴァール - バラトンフュレド間の各駅に停車する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    2020年度に限り、サバドバッチャーンを通過していた。2020年以前は区間特急(S)として運行していた。

普通

  • (セーケシュフェヘールヴァール - ) バラトンフュレド - タポルツァ
    2時間に1本の運行。早朝・深夜のみ、セーケシュフェヘールヴァールまで運行される。多くは、ザーンカ・エルジェーベトターボルとバダチョニラーブディヘジを通過する。
    2020年以前は全線で早朝・深夜のみの運行であった。また、ザーンカ・エルジェーベトターボルとバダチョニラーブディヘジにも停車していた。

駅一覧

以下では、ハンガリー国鉄29号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。[2]

  • 種別
    • O:特急
    • Sz:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ S Sz 接続路線 所在地
30 セーケシュフェヘールヴァール駅 - 0 5号線20号線30号線44号線45号線 フェイェール県 セーケシュフェヘールヴァール郡
セーケシュフェヘールヴァール・レピュレーテール駅 4 4  
29 サバドバッチャーン駅 6 10 30号線(セントジェルジ方面)
ポルガールディ・イパルテレペク駅 8 18  
ポルガールディ駅 2 20  
フュレ駅 3 23  
バラトンフェーカヤール上駅 5 28   ヴェスプレーム県 バラトナルマーディ郡
チャヤーグ駅 2 30  
バラトナカラッチャ駅 3 33  
チッテーニヘジ駅 3 36  
バラトンケネシェ駅 2 38  
バラトンフューズフェー駅 6 44  
バラトナルマーディ駅 6 50  
カープタランフュレド駅 2 52  
アルショーエルシュ駅 4 56  
チョパク駅 4 60   バラトンフュレド郡
バラトナラーチ駅 3 63  
バラトンフュレド駅 2 65  
アソーフェー駅 5 70  
エルヴェーニェス駅 2 72  
バラトヌドヴァリ駅 1 73  
フェヴェニェシュ駅 2 75  
バラトナカリ・デルギチェ駅 4 79  
ザーンカ・エルジェーベトターボル駅(*1) 3 82  
ザーンカ・ケヴェシュカール駅 2 84  
バラトンセペズド駅 3 87  
セペズドフュルデー駅 1 88  
レーヴフュレプ駅 2 90   タポルツァ郡
バラトンレンデシュ駅 5 95  
アーブラハームヘジ駅 1 96  
バダチョニェルシュ駅 4 100  
バダチョニトマイ駅 1 101  
バダチョニ駅 2 103  
バダチョニラーブディヘジ駅 3 106  
バダチョニテルデミツ・シグリゲト駅 2 108  
ネメシュグラーチ・キシャパーティ駅 3 111  
タポルツァ駅 6 117 26号線

(*1): 2021年6月に、ザーンカフュルデー駅から改称。駅名の変遷はザーンカ・エルジェーベトターボル駅の記事を参照。

脚注・出典

  1. ^ Google map
  2. ^ a b 2015-2016. évi vasúti menetrend (ハンガリー語)

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