スポーツ報知中部版
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「読売新聞中部支社」の記事における「スポーツ報知中部版」の解説
「スポーツ報知#読売新聞中部支社」も参照 スポーツ報知の中部版も報知新聞社ではなく、読売新聞中部支社からの発行である(事実上報知新聞社と取材協力・提携関係を結んでいるフランチャイズ契約である)。創刊は1979年2月22日で、これもそれまで発行されていなかった報知新聞の東海3県での基盤を整えるために「報知スポーツ」として創刊し、基本的には中部版独自の番組表、公営競技面、大阪本社製作の中央競馬面などを除き、東京本社発行版と同じ紙面を利用している。1996年に他の本社と同じ「スポーツ報知」と改めた。 なお、中部版スポーツ報知では1面の日付部分、あるいは各ページの「第3種郵便物認可」の横にある「報知新聞」のクレジットは外されており、1面日付のそれにも「スポーツ報知」の題字が入っている。また、報知スポーツの時代は他本社が1面や最終面にカラー紙面を連日採用して以後もしばらくはモノクロ紙面で、見出しの色も報知のシンボルカラーである緑色ではなく朱色が使われていた時代があったが、現在は他本社同様カラー紙面・見出しも緑色ベースとなっている。なお2015年に入ってからは、1頁の題字にある発行所クレジットが従来の「©読売新聞中部本社→読売新聞社」の単独から「©読売新聞社、報知新聞社」と並列記載されている。 スポーツ報知中部版は名古屋で発行するスポーツ紙で唯一、新聞休刊日の特別版を発行していない。休刊日前日の1面には「あすの本紙は休みます」と表記される。 スポーツ報知は他の地域本社(北海道支社・大阪本社・西部本社)同様、東京本社版の紙面内容を大半現地印刷で引用しているため、編集能力が乏しい。そのことから名古屋を本拠とする中日ドラゴンズよりも読売ジャイアンツの記事が1面トップなど主軸になってきている。また系列の読売新聞では、大阪版では2000年代以降阪神タイガース・オリックス・バファローズ、西部版では福岡ソフトバンクホークスの記事を主軸に据える機会が増えつつある中、中部版はやはり東京本社の本部で制作した紙面をそのまま使用することから、巨人をトップにする比率が高く、中日は地元ながらサブ扱いとされることが多い。 アダルト面は東京・大阪版では駅売りで一時期連載していた(現在は連載終了)が、中部版は連載していない。但し一面は日刊スポーツ、スポーツニッポン(東京本社版)とともに宅配版と駅売り版で差し替えを行っている。
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