スパイトフルとは? わかりやすく解説

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spiteful

別表記:スパイトフル

「spiteful」の意味・「spiteful」とは

「spiteful」とは、英語の形容詞で、意図的に他人を傷つける、または他人に不快感与えるような行動を表す言葉である。日本語では「意地悪な」、「悪意のある」、「恨み深い」などと訳されることが多い。例えば、「He is a spiteful man.」という文は、「彼は意地悪な男だ。」と訳すことができる。

「spiteful」の発音・読み方

「spiteful」の発音は、IPA表記では /ˈspaɪtfəl/ となる。IPAカタカナ読みでは「スパイトゥフル」となり、日本人発音するカタカナ英語では「スパイトフル」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「spiteful」の定義を英語で解説

「spiteful」は、Oxford English Dictionaryによれば、「Showing or caused by malice」(悪意を示す、または悪意によって引き起こされる)と定義されている。つまり、他人を傷つけることを意図した行動や、他人に不快感与えるような行動を指す。

「spiteful」の類語

「spiteful」の類語としては、「malicious」、「vindictive」、「vengeful」などがある。これらの単語同様に他人を傷つけることを意図した行動や、他人に不快感与えるような行動を指す言葉である。

「spiteful」に関連する用語・表現

「spiteful」に関連する用語としては、「spite」がある。「spite」は名詞で、「spiteful」の語源でもあり、直訳すると「悪意」や「恨み」となる。また、out of spite」は「悪意から」、「spiteful remark」は「意地悪な発言」を意味する

「spiteful」の例文

1. He made a spiteful comment about her appearance.(彼は彼女の見た目について意地悪なコメントをした。)
2. She was spiteful towards her ex-boyfriend.(彼女は元彼に対して恨み深かった。)
3. The spiteful child broke his sister's toy.(意地悪な子供が妹のおもちゃ壊した。)
4. He was spiteful out of jealousy.(彼は嫉妬から意地悪だった。)
5. The spiteful remark hurt her feelings.(その意地悪な発言は彼女の気持ちを傷つけた。)
6. He took a spiteful pleasure in spreading rumors.(彼はうわさを広めることに悪意持って喜び感じた。)
7. She was spiteful towards her colleagues.(彼女は同僚に対して意地悪だった。)
8. The spiteful man was disliked by everyone.(その意地悪な男は誰からも嫌われていた。)
9. He was spiteful for no reason.(彼は理由もなく意地悪だった。)
10. The spiteful behavior was unacceptable.(その意地悪な行動許されなかった。)

スーパーマリン スパイトフル

(スパイトフル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 15:02 UTC 版)

1945年頃に撮影されたスパイトフル

スーパーマリン スパイトフル (Supermarine Spiteful) は、イギリススーパーマリン製単発レシプロ単座戦闘機である。第二次世界大戦末期に主力戦闘機スーパーマリン スピットファイアの発展型として開発されたが、戦争の終結によって極少数の生産にとどまった。Spitefulとは“意地が悪い”の意。

概要

スパイトフルは、イギリス空軍の主力戦闘機スピットファイアに高出力エンジンを搭載するにあたって胴体、主翼を再設計する過程で生まれた戦闘機である。主翼には層流翼が採用され胴体も太目になっており、主脚は内側に引き込む形に変更された。速度性能は最初の生産型Mk.14が760km/hの最高速度をマークするなど期待通りのものを示したが、失速特性が悪いという欠点もあった。

空軍からは大量発注を受けたが、量産第1号機が飛行したのは1945年4月だった。そして、対ドイツ戦終戦にともない発注は大幅に削られ、最終的に生産機数は17機にとどまった。

開発経緯

スピットファイア Mk.20シリーズのために用意された新設計主翼は、開発の途中で別系統の主翼が生み出された。翼断面を層流翼型に、前後縁も直線テーパーにした新設計翼をスピットファイア Mk.XIVと組み合わせた機体が、社内タイプ371として1944年半ばに試作された。しかし、新しい主翼は従来の胴体にはうまく合わず、胴体も新設計にするべきという結論に達した。

スパイトフルは、グリフォン90エンジンとロートルR14/5F5/F2 5翅プロペラを組み合わせれば最高速度780 km/hが出せると計算され、空軍からグリフォン65エンジンを搭載する最初の生産型Mk.XIV 650機の発注を得た。しかし、最初の生産機s/n RB515が初飛行したのはヨーロッパ戦終結直前の1945年4月2日で、同年9月には発注数は390機に、さらに翌年5月には58機、最終的には16機に減らされてしまった。また、スパイトフルの高性能に注目した海軍もシーファイアの後継機として、本機を艦載機化した社内タイプ396(スーパーマリン シーファング)を発注したがジェット化の浸透までのつなぎ機に安価で実用性の高い星型空冷エンジンホーカー シーフューリーが適しているとの判断により、量産は見送られた。

レシプロ戦闘機の極限に近い高性能を誇ったスパイトフルも戦争の終結とジェット機の台頭という現実を前にしては、量産価値を見出すのは困難であった。こうしてスピットファイアの血統を受け継いだスーパーマリン社のレシプロ戦闘機は消滅していった。なお、スパイトフルの主翼は、そのままイギリス海軍初の艦上ジェット戦闘機であるスーパーマリン アタッカーに流用された。

スペック

三面図
Mk.XIV
  • 全長: 9.861 m
  • 全幅: 10.827 m
  • 全高:
  • 全備重量: 4,630 kg
  • エンジン: ロールス・ロイス グリフォン69 液冷V型12気筒 2,375 hp
  • 最大速度: 770 km/h
  • 実用上限高度: 12,810 m
  • 航続距離: 908 km
  • 武装
    • 20 mm機関砲 × 4
    • 爆弾 980 kg
  • 乗員: 1名

参考資料

渡辺徹編 「スピットファイア モデルアート4月号臨時増刊 No.387」 モデルアート社、1992年、112頁。

関連項目

外部リンク

Post-war military aviation - Spiteful (1944-47) (英語)


スパイトフル(HMSSpiteful,P227)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 01:04 UTC 版)

S級潜水艦 (イギリス海軍・2代)」の記事における「スパイトフル(HMSSpiteful,P227)」の解説

1943年就役第二次世界大戦生き延びた後、1952年フランス海軍供与され"シレーヌ"(Sirene)に改名1958年イギリス海軍復帰1963年除籍解体

※この「スパイトフル(HMSSpiteful,P227)」の解説は、「S級潜水艦 (イギリス海軍・2代)」の解説の一部です。
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