spite
「spite」とは・「spite」の意味
「spite」とは、他人に対する悪意や敵意を意味する英単語である。主に、他人を傷つけたり、困らせたりするために行われる行為や態度を指す。「spite」の発音・読み方
「spite」の発音は、スパイトと読む。カタカナ表記では「スパイト」となる。「spite」の語源・由来
「spite」は、古フランス語の「despit(軽蔑、悪意)」が語源である。さらに遡ると、ラテン語の「despectus(見下すこと)」に由来する。これは、他人に対する悪意や敵意が、希望や期待を持たない状態に関連していることを示している。「spite」の覚え方
「spite」を覚える際には、「スパイト」という発音を繰り返し練習することが効果的である。また、「spite」が「悪意」や「敵意」を意味することを覚えるためには、例えば「スパイダーマンが悪意(スパイト)に満ちた敵と戦う」というイメージを連想することが役立つ。「spite」を含む英熟語・英語表現
「in spite of」とは
「in spite of」は、「~にもかかわらず」という意味の英語表現である。悪意や敵意にもかかわらず、何かを成し遂げるという意味合いがある。類義語には「despite」があり、両者はほぼ同じ意味で使われるが、「despite」はよりフォーマルな表現である。「out of spite」とは
「out of spite」とは、「悪意から」「敵意から」という意味の英語表現である。他人を傷つけたり、困らせたりする目的で行われる行為や態度を指す。「spite」の使い方・例文
1. He did it out of spite.(彼は悪意からそれを行った。)2. She spread rumors about me in spite of our friendship.(彼女は私たちの友情にもかかわらず、私についての噂を広めた。)
3. In spite of his efforts, he failed the exam.(彼の努力にもかかわらず、試験に落ちた。)
4. They continued to argue out of spite.(彼らは悪意から議論を続けた。)
5. In spite of the bad weather, they went for a walk.(悪天候にもかかわらず、彼らは散歩に出かけた。)
6. She refused his help out of spite.(彼女は悪意から彼の助けを拒んだ。)
7. In spite of his age, he is still very active.(彼の年齢にもかかわらず、彼はまだ非常に活動的である。)
8. He made fun of her out of spite.(彼は悪意から彼女をからかった。)
9. In spite of the distance, they maintained a close relationship.(距離にもかかわらず、彼らは密接な関係を維持した。)
10. She broke his favorite toy out of spite.(彼女は悪意から彼のお気に入りのおもちゃを壊した。)
スパイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 07:57 UTC 版)
スパイト(英: spite)とは、公平分割問題(ものを公平に分割する数学の問題のこと)において、他の参加者の配分が増加したときに、ある参加者の配分が減少する状況において、ある参加者が自己の配分をより減少させて、他の参加者の配分が、より少なくなることを選択すること。
英語のspiteの原義は意地悪。
スパイトジレンマ、スパイト行動とも。
社会生物学
社会生物学では、スパイト行動は、行為者と周囲の両方に否定的な影響を与える社会的行動とされる。スパイトが血縁淘汰に有利に働くのは次のような場合である[1]。
- 行為者と十分に血縁関係にある第三者に間接的な利益をもたらす場合(ウィルソン型スパイト)
- 主に負の血縁関係にある個体に向けられる場合(ハミルトン型スパイト)
負の血縁とは、2つの個体が平均よりも低い血縁関係にあることである。
行動経済学
行動経済学では、相手の配分を減らすために、自己の配分を減らす行為をスパイト行動と呼ぶ[2]。
脚注
- ^ Gardner, A.; West, S.A. (2004). “Spite and the scale of competition”. J Evol Biol. 17 (6): 1195-1203. doi:10.1111/j.1420-9101.2004.00775.x. PMID 15525404.
- ^ 西條辰義「日本人は「いじわる」がお好き?!」『THE KEIZAI SEMINAR』第611号、2005年12月、46-53頁、 NAID 40007035758。
関連文献
- Foster, K.R.; Wenseleers, T.; Ratnieks, F.L.W. (2001). “Spite: Hamilton's unproven theory”. Annales Zoologici Fennici 38 (3/4): 229-238. JSTOR 23735842 .
- Gardner, A.; West, S.A. (2006). “Spite”. Current Biology 16 (17): R662-R664. doi:10.1016/j.cub.2006.08.015. PMID 16950082.
関連項目
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