スノードニア‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【スノードニア国立公園】
スノードニア国立公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:14 UTC 版)
「スノードニア」の記事における「スノードニア国立公園」の解説
スノードニア国立公園(ウェールズ語版)(英語: Snowdonia National Park、ウェールズ語: Parc Cenedlaethol Eryri)は、1951年にピーク・ディストリクト(英語版)、レイク・ディストリクト(湖水地方)に次いでイギリスで3番目の国立公園として設立された。面積は 823平方マイル (2,130 km2) (ISCN: 214,200ヘクタール (2,142 km2))、それに 37マイル (60 km) の海岸線がある。スノードニア国立公園は、グウィネズおよびコンウィの一部にわたっている。 この国立公園は、地方政府とウェールズ政府(英語版)の代表で構成されるスノードニア国立公園局(英語: Snowdonia National Park Authority、ウェールズ語: Awdurdod Parc Cenedlaethol Eryri)により管理され、本部はペンリンダイドライス(英語版)にある。1998年の地方政府の再編以来、公園の一部はグウィネズに位置し、一部はコンウィ州区となる。18人により構成されるスノードニア国立公園局において、9人はグウィネズより任命され、3人はコンウィより任命されて、残りの6人はウェールズ政府より国を代表して任命される。 他国の国立公園と違い、スノードニアなどイギリスの国立公園では、中央計画機関のもとに公有地と私有地の双方より構成されている。スノードニアの土地所有の構成比を次に示す。 所有分類占有率 (%)私有地 69.9 天然資源ウェールズ(英語版) 17.5 ナショナル・トラスト 8.9 国立公園局 1.2 水道会社 0.9 その他 1.6 国立公園の大部分は開けた土地もしくは山地であるが、公園内にはかなり多くの農業活動が見られる。公園内には2万6000人以上が暮らしており、ウェールズ語を話すことができる割合は、2001年で62.1パーセント、2011年では58.6パーセントであった。ウェールズ全体では21パーセントとされる。スノードニア協会(英語版)(英語: Snowdonia Society、ウェールズ語: Cymdeithas Eryri)は、1967年に設立された登録慈善団体であり、この地域ならびにその保護に関心がある人達の自発的な集まりからなる。 スノードニア国立公園の中央部は、殊にスレートの採石場があるブライナイ・フェスティニオグ(英語版)の町を囲むように空いている。ここは縮小したウェールズのスレート産業(英語版)に代わって新たに軽工業が発展するよう設定された際、公園から意図的に除外された。同じような場所はピークディストリクト国立公園にもあり、三方が公園に囲まれるようにバクストン(英語版)の町ならびに隣接する採石場が外側にある。
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