タリスリン鉄道
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タリスリン鉄道 | |
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運行されるサドルタンク
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基本情報 | |
国 | ![]() |
所在地 | ウェールズ 北緯52度35分01秒 西経4度05分20秒 / 北緯52.583647度 西経4.088783度座標: 北緯52度35分01秒 西経4度05分20秒 / 北緯52.583647度 西経4.088783度 |
起点 | ターウィン・ワーフ(Tywyn Wharf) |
終点 | ナント・グェエルノル (Nant Gwernol) |
開業 | 1866年 |
路線諸元 | |
路線距離 | 7.25マイル (11.67 km) |
軌間 | 2ft3in(686mm、狭軌) |
タリスリン鉄道(タリスリンてつどう、英語: Talyllyn Railway)はイギリスのウェールズにある保存鉄道。
歴史
1866年に採石場から粘板岩を運搬するために開通した[1]。1946年に廃止され、1950年に保存会が発足して1951年に再開通した世界で最初の保存鉄道[1]。スノードニア国立公園の山中を昔ながらの車両が走行する[1]。ホームは常に同じ側で客車のドアは片側のみにある[1]。
『汽車のえほん』シリーズの作者として知られるウィルバート・オードリーはこの鉄道の保存活動に参加し、シリーズに本路線をモデルにした「こうざんてつどう・スカーローイ鉄道(日本版では「スカーロイ鉄道」と表記)を登場させている。
運行
風光明媚なスノードニア国立公園を走行しており、観光客向けの蒸気機関車による列車の運行だけでなくディーゼル機関車の牽引による列車も運行される。
ギャラリー
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狭軌鉄道博物館に展示される機関車
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保線用車両
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蒸気機関車
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150周年記念
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トム・ロルト
出典
文献
- 笹田昌宏『英国保存鉄道 -世界屈指の保存鉄道の宝庫を訪ねる-』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉。ISBN 978-4-53-306332-9。
- 白川淳『海外保存鉄道』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉。 ISBN 978-4-53-302143-5。
- 「地球の歩き方」編集室 編『イギリス鉄道の旅』ダイヤモンドビッグ社〈地球の歩き方BY TRAIN〉。 ISBN 978-4-47-805131-3。
関連項目
- ウェルシュ・ハイランド鉄道 - 同じくウェールズにある
- フェスティニオグ鉄道
外部リンク
タリスリン鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:14 UTC 版)
「こうざんてつどう・スカーローイ鉄道」の記事における「タリスリン鉄道」の解説
詳細は「タリスリン鉄道」を参照 高山鉄道のモデルとなったタリスリン鉄道はイギリスのウェールズのタウインに実在する鉄道である。線路も車両も通常の鉄道(標準軌)より小さく、軌間が686mm(2フィート3インチ)しか無いため、このサイズの鉄道は軽便鉄道またはナローゲージと呼ばれる。原作10巻の日本語版では「線路の幅が1067mm以内のもの」と説明されているが、これは日本では旧国鉄在来線の1067mmより狭い場合のみを「ナローゲージ」と呼ぶ場合が多いためである。イギリスをはじめ、国際的な基準では1435mmに満たなければすべて""narrow gauge""(狭軌)であるため、1067~1434mmでもナローゲージとなる。 タリスリン鉄道は輸送量の減少に伴い、1946年に一度は廃止の方向を辿ったが、イギリス中から鉄道ファンが集まり、1951年にイギリスで初のボランティアによる保存鉄道として再開された。 なおタリスリンの「スリ」は、/ɬ/(無声歯茎側面摩擦音)というウェールズ語に独特の発音で、これは[L]を無声音(清音)で発音する、多くの日本語話者にとって大変難しいものであり、タリヒン、タリツィンと表記される事もある。聴覚印象は「シ」に近い。当時の原作の訳はカナ書きのタリリンであり、他のメディアでもそれが一般的だったが、汽車のえほんでも2005年からの新版ではタリスリンに修正されている為、現稿ではタリスリンで統一した。
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