スキージャンプ (ダム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 07:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動
ダムのスキージャンプとは、ダムに付随する余水吐きの減勢工としての形態のひとつである。ダムの高い位置からスロープ状の水路が設けられており、ダムからあふれ出た水がこれを駆け下り、高い位置から空中に放出される。スキーのジャンプ台に見えることからこう呼ばれている。
スキージャンプのように、放出先である下流の河川水位よりも高い位置から水を放出し落下させるものを総称してフリップ式水叩きという。放たれた水が水面に落下する際、衝撃で河床が洗掘されることになるので、ダム直下が洗掘されないよう、ダムからできるだけ遠く離れた地点に水を落下させる必要がある。とはいえ、周囲にある空気を抱き込みながら拡散して落下するので、その勢いは低減され、河床の洗掘はある程度抑えられる。
余水吐きにフリップ式水叩きを採用する例としては重力式コンクリートダムやロックフィルダムなどダムの型式にとらわれないが、高さのあるアーチ式コンクリートダムでは特に高い位置から水を空中に放出するよう設計されており、これをスキージャンプと呼んでいる。日本における例としては宮崎県にある上椎葉(かみしいば)ダムや一ツ瀬(ひとつせ)ダムのスキージャンプが特徴的で、左岸・右岸の両岸から勢いよく放った水を空中で衝突させるという、たいへん派手な設計をしている。もっとも、経済面ではダムの中央から水を落下させる型式の方がスキージャンプよりも有利である[独自研究?]。
出典
- ^ 画像は国土交通省、国土画像情報(カラー空中写真)より作成した一ツ瀬ダム(1976年度撮影)。
関連項目
参考文献
「スキージャンプ (ダム)」の例文・使い方・用例・文例
- ノルディックコンバインドは、スキージャンプとクロスカントリースキーの2つの競技を組み合わせて行われる。
- スキージャンプで202メートルを出せる飛び方を発見した!
- ノルディックコンバインドは冬季スキー競技スポーツの一つで、クロスカントリースキーとスキージャンプという二つのノルディックスキー競技を組み合わせて競う競技のことである。
- 空中を跳ぶスキーヤー(特にスキージャンプをして)
- スキーフライトというスキージャンプの競技
- 水着やスキージャンプスーツ,スケートレーシングスーツや他の製品を開発。
- しかしトリノでは,スキージャンプやフリースタイルスキーの決勝などを含む屋外競技が,夜に開催される。
- さらに,ノルディック複合種目のスキージャンプとクロスカントリースキーの両方が,初めて同じ日に開催される。
- スキージャンプチームが世界選手権で銅メダルを獲得
- スキージャンプ日本チームは団体のラージヒル種目で銅メダルを獲得した。
- このスキージャンプ団体種目で,日本は1回目のジャンプを3位で終えた。
- それは日本にとって2003年以来初めての世界選手権でのスキージャンプ競技のメダルだった。
- 昨年のトリノ五輪では,スキージャンプチームは6位に終わり,今シーズンはこれまで厳しいものだった。
- スキージャンプの五輪選手だった船(ふな)木(き)和(かず)喜(よし)選手は子どもたちに,地球がもっと温かくなると,スキージャンプ競技はなくなるだろうと語った。
- ノルディック複合団体種目はスキージャンプとクロスカントリースキーの2部で構成されている。
- 日本はスキージャンプを5位で終え,1位のチームに24秒遅れてクロスカントリーリレーをスタートした。
- ラージヒル団体種目で,日本のスキージャンプチームが金メダルを獲得した。
- 日本人女子スキージャンプ選手がユース五輪で金メダル獲得
- 女子のスキージャンプは2014年のソチ五輪で初めてオリンピックの正式種目になる。
- 2月17日,ワールドカップ(W杯)スキージャンプ女子の今季第14戦がスロベニアのリュブノで行われた。
- スキージャンプ_(ダム)のページへのリンク