ジョン・ゴールト
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「肩をすくめるアトラスの登場人物一覧」の記事における「ジョン・ゴールト」の解説
John Galt 本作品における第一の男性ヒーロー。その正体は物語の大半を通じて伏せられている。本作品の第三部で、アイン・ランドの客観主義思想を説く長大な放送演説を行う。 オハイオ州のうらぶれたガソリンスタンドの整備工の息子として生まれ、自分で身を立てるため12歳で家を出る。発明家・物理学者を志し、16歳で名門パトリック・ヘンリー大学に入学。入学後に知り合ったフランシスコ・ダンコニア、ラグネル・ダナショールドと共に、ヒュー・アクストン博士の下で哲学を、ロバート・スタッドラー博士の下で物理学を学ぶ。鉄道の機関車庫でアルバイトをしながら学業を続け、修士課程に進むが、師事していたロバート・スタッドラー博士が国家科学研究所の設立を支持した日に退学。当時全米一のモーター製作会社だった二十世紀モーター社に、技術者として就職する。二十世紀モーター社在籍中、大気中の静電気を運動エネルギーに変換する革命的なモーターを開発し、試作機を完成させる。このとき26歳。 革命的モーターを開発した直後、二十世紀モーター社を創業者から相続した兄妹3人が「能力に応じて負担し、必要に応じて給付する」という原理に基づく経営計画を打ち出したのを機に、同社を退職。「頭脳のストライキ」を秘密裏に組織し始める。 ストライキを組織し始めてから12年後、ゴールト峡谷まで飛行機で彼を追いかけてきたダグニーと、初めて顔を合わせる。 ゴールト峡谷では前述の革命的モーターを使った発電所の保守などをしながら、ストライキ参加者の本業の業績を交換し合う夏の1ヶ月間、物理学の研究者としての成果を報告する講義をドワイト・サンダース、ハモンド、ディック・マクナマラ、オーウェン・ケロッグ他数名を相手に行っていた(ケンティン・ダニエルズもゴールト峡谷に来てすぐ弟子に加わる)。
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