ジェイムズ・ブルース (第8代エルギン伯爵)
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第8代エルギン伯爵および第12代キンカーディン伯爵ジェイムズ・ブルース(英: James Bruce, 8th Earl of Elgin and 12th Earl of Kincardine, KT, GCB, KSI, PC、1811年7月20日 - 1863年11月20日)は、イギリスの政治家、植民地行政官、外交官。スコットランド貴族エルギン伯爵ブルース家に生まれ、1841年にサウサンプトン選挙区選出の庶民院議員として政界入り。同年爵位を継承。1842年に植民地行政官に転じ、ジャマイカ総督(在職1842年-1846年)、ついで連合カナダ植民地総督(在職1847年-1854年)に就任した。1849年に連合王国貴族エルギン男爵に叙され、貴族院議員に列する。1857年には特命全権使節として中国へ派遣され、アロー戦争で英軍を指揮して清軍を撃破し、1858年に天津へ進撃して天津条約を締結。その直後に日本にも軍艦を率いて現れ日英修好通商条約を締結した。1859年に英国に帰国した際に第2次パーマストン子爵内閣の郵政長官に就任したが、1860年のアロー戦争再戦で再び特命全権使節として中国へ派遣されて英軍の指揮を執った。清軍を破って北京を占領した後、北京条約の締結を行った。1862年にインド副王兼総督に就任したが、在任中の1863年にインドで死去した。
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