しゅん‐ぽう【×峻峰】
しゅん‐ぽう〔‐パフ〕【×皴法】
春峰【シュンポウ】(果樹)
登録番号 | 第4122号 | |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | 春峰 よみ:シュンポウ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 11月 23日 | |
品種登録者の名称 | 河嶋美樹 | |
品種登録者の住所 | 和歌山県有田郡吉備町土生117番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 河嶋美樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「清見」に「水晶文旦」を交配選抜して得られたものであり,果実の 外観が偏円,果重が280g程度,果皮色が橙黄で,育成地(和歌山県有田郡吉備町)に おいて1月下旬から収穫できるかんきつである。 樹姿は直立,樹の大きさは大,樹勢は強である。枝梢の太さは中,節間長は長,と げの多少は多である。葉身の形は楕円状披針,葉身の大きさは小,長さは短,幅は狭, 網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形はくさび形,大きさは中,葉柄の長さは長, 太さは中である。花序は総状,花の大きさは軽,花弁の上部の形は鈍,基部の形は真 直,長さは長,幅は中,色は白,数は5枚である。花糸の数は少,分離の程度は基部 のみ合一,子房の形は短,大きさは小,花粉の多少は稔性である。果実の外観は扁円, 大きさは中,果皮の色は橙黄,油胞の大きさはやや小,果面の平滑度は滑,厚さは薄, 剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟,砂じょうの形はやや丸,大きさは 中,色は橙黄である。果汁の多少は中,甘味は多,酸味は少,香気の多少は中,種子 数は少である。発芽期及び開花期は早,成熟期は中で,育成地において1月下旬であ る。隔年結果性は低,貯蔵性は大,かいよう病及びそうか病抵抗性は強である。 「清見」と比較して,樹姿が直立であること,枝梢のとげが多いこと,翼葉の大き さが大きいこと,果面の平滑度が滑であること等,「八朔」と比較して,葉身先端の 形が鋭であること,葉の厚さが薄いこと,果面の平滑度が滑であること,じょうのう 膜の硬さが軟いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者が昭和51年に自園(和歌山県有田郡吉備町)において「清見」 に「水晶文旦」を交配して得られた実生を54年に高接ぎし,62年にそれらの中から大 果で外観の良いものを選抜し,その後接ぎ木を繰り返して結実した果実の特性が安定 していることを認めるとともに,特性を確認し育成を完了したものである。 |
春芳【シュンポウ】(観賞樹)
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