サンプラー / PCM音源とは? わかりやすく解説

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サンプラー / PCM音源 (サンプリング音源、ウェーブテーブル音源)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/12/03 18:37 UTC 版)

波形メモリ (電子音源の合成方式)」の記事における「サンプラー / PCM音源 (サンプリング音源、ウェーブテーブル音源)」の解説

1980年前後に、半導体メモリー価格低下に伴い数十KB上のROMRAM使用現実的になると、1周期単位波形ではなく数十ms秒単位サンプル丸ごと使う サンプラーPCMドラムマシン製品化された。 フェアライトCMI (1979) Linn LM-1 Drum Computer (1980) E-mu Emulator (1982) Kurzweil K250 (1983) さらに減算合成方式(アナログディジタル)を併用して表現力拡大図って、現在一般にPCM音源呼ばれる多少複雑な音源方式確立したE-mu Emulator II (1984) Ensoniq Mirage (1985) Roland D-50 (LA音源1987) 90年代半ば以降MIDI音源搭載サウンドカード主流となった「ウェーブテーブル音源」とは、実際サンプリング音源/PCM音源の別名に過ぎない。 Gravis UltraSound サンプル入替え可能な音源搭載して一躍脚光を浴びたサウンドカードで、Trackerソフトを低負荷安定動作させるのに重宝された。使用している音源チップGravis GF1は Forte TechnologiesAdvanced Gravisの共同開発とされているが、その出自Ensoniqシンセチップ OTTO (ES5506)だと言われている。Trackerソフト: 1987年Amiga上に登場した数値シーケンサAmiga標準サンプル音源使い任意のサンプル組み合わせた完成度の高いトラック作成できる特徴を持つ。(参考: MOD (ファイルフォーマット)) Creative Technology Wave BlasterWave Blasterポート搭載サウンドカード対応したドーターボード形式拡張音源。同ポート事実上業界標準となり、各社から YAMAHA XGRoland GM/GS、KORG M1Waldorf microwave XTable、Kurzweil MA-1 といった各種規格/方式音源や、ドーターボード搭載可能なシンセ/MIDIコントローラ登場したCreative Technology Sound Blaster AWE32 / Wave Blaster II (1994) 1993年同社買収したE-muサンプル音源(減算合成併用)を縮小した音源チップEMU8000を搭載した製品同音源データ形式は「サウンドフォント規格」として一般公開され何度かのバージョンアップ経て、現在では多くのソフト音源/ソフト・サンプラー利用可能になっているCreative Technology Sound Blaster AWE64 / WaveSynth (1996) AWE32に ソフトウェア・シンセ WaveSynth を追加し 64ボイス同時発音可能にした製品。WaveSynthは、スタンフォード大CCRMAのライセンスに基づく物理モデル音源(ウェーブガイド・シンセシス方式)で、そのソフト開発担当Seer Systemsのデイヴ・スミス (プロフェット5設計者)だった事が知られている。

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サンプラー / PCM音源 (サンプリング音源、ウェーブテーブル音源)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/29 04:46 UTC 版)

デジタルシンセサイザー」の記事における「サンプラー / PCM音源 (サンプリング音源、ウェーブテーブル音源)」の解説

詳細は「サンプラー」および「PCM音源」を参照 1980年前後に、半導体メモリー価格低下に伴い数十KB上のROMRAM使用現実的になると、1周期単位波形ではなく数十ms秒単位サンプル丸ごと使う サンプラーPCMドラムマシン製品化された。 フェアライトCMI (1979) Linn LM-1 Drum Computer (1980) E-mu Emulator (1982) サンプル使用音のリアリティ格段に向上したが、初期の製品楽器として表現力充分とは言えなかった。そこで、更に数十倍のメモリ使って細かなレイヤー表現力高めたり、 Kurzweil K250 (1983) さらに減算合成方式(アナログディジタル)を併用して表現力拡大図って、現在一般にPCM音源呼ばれる多少複雑な音源方式確立したE-mu Emulator II (1984) Ensoniq Mirage (1985) Roland D-50 (LA音源1987) 1990年代半ば以降MIDI音源搭載サウンドカード主流となった「ウェーブテーブル音源」という呼称は、サンプリング音源/PCM音源の別名であるが、英語圏では広く使われ普及している。 Gravis UltraSoundサンプル入替え可能な音源搭載して一躍脚光を浴びたサウンドカードで、Trackerソフトを低負荷安定動作させるのに重宝された。使用している音源チップGravis GF1は Forte TechnologiesAdvanced Gravisの共同開発とされているが、その出自Ensoniqシンセチップ OTTO (ES5506)だと言われている。Trackerソフト: 1987年Amiga上に登場した数値シーケンサAmiga標準サンプル音源使い任意のサンプル組み合わせた完成度の高いトラック作成できる特徴を持つ。(参考: MOD (ファイルフォーマット)) Creative Technology Wave BlasterWave Blasterポート搭載サウンドカード対応したドーターボード形式拡張音源。同ポート事実上業界標準となり、各社から YAMAHA XGRoland GM/GS、KORG M1Waldorf microwave XTable、Kurzweil MA-1 といった各種規格/方式音源や、ドーターボード搭載可能なシンセ/MIDIコントローラ登場したCreative Technology Sound Blaster AWE32 / Wave Blaster II (1994)1993年同社買収したE-muサンプル音源(減算合成併用)を縮小した音源チップEMU8000を搭載した製品同音源データ形式は「サウンドフォント規格」として一般公開され何度かのバージョンアップ経て、現在では多くのソフト音源/ソフト・サンプラー利用可能になっているCreative Technology Sound Blaster AWE64 / WaveSynth (1996)AWE32に ソフトウェア・シンセ WaveSynth を追加し 64ボイス同時発音可能にした製品。WaveSynthは、スタンフォード大CCRMAのライセンスに基づく物理モデル音源(ウェーブガイド・シンセシス方式)で、そのソフト開発担当Seer Systemsのデイヴ・スミス (プロフェット5設計者)だった事が知られている。

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