サブプロセスモデルとは? わかりやすく解説

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サブプロセスモデル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 06:41 UTC 版)

ソフトウェア開発工程」の記事における「サブプロセスモデル」の解説

開発プロセス何種類のもサブプロセスからなる開発サブプロセスのモデルには様々な種類がある。規格としてISO 12207能力成熟度モデル統合CMMI)が挙げられる。以下は代表的なサブプロセス(モデル)である。 ソフトウェア要求分析 ソフトウェア製品作るにあたって最初タスク要求引き出す・集めることである。顧客ソフトウェア何をさせたいのかを知っているのである。しかし、その要求不完全だったり、曖昧だったり、互いに矛盾していたりする。経験をつんだソフトウェア技術者はそれを聞き出して一貫性のある要求仕様纏め上げる仕様記述 仕様記述可能な限り厳密な方法開発すべきソフトウェア正確に記述するタスクである。安全性重要なソフトウェアシステムでは、開発先駆けて仕様記述注意深く行うが、実際に最も成功している仕様記述とは、既存アプリケーション理解して改善するために書かれるものであろう安定してなければならない外部インターフェイスにとって仕様記述は最も重要である。 ソフトウェアアーキテクチャ ソフトウェアシステムアーキテクチャとは、システム抽象的に表現したのであるアーキテクチャソフトウェアシステム製品として要求適合しているかを検証するのに使用される他、将来追加要求応えるためにも使用されるアーキテクチャ作成段階ではソフトウェアシステム間や他のソフトウェア製品間のインターフェイス規定しハードウェアオペレーティングシステム規定する実装 設計からコード作成する段階ソフトウェア開発において最も明白な工程であるが、必ずしも最大工程とは限らない評価 特に複数技術者開発したコード結合して行う評価ソフトウェア技術者が行う。 文書化 ソフトウェア内部設計文書化するタスク重要だが、しばしば見過ごされている。これは将来保守改良使用される文書化外部インターフェイスにとっては最も重要である。 トレーニングとサポート ソフトウェアプロジェクト失敗最大要因は、そのソフトウェア最終的に使用する人の育成を全く考えていないことにある。人々不慣れな環境領域に進むことには抵抗を示すものである。従ってソフトウェア配備する段階では、実際にそのソフトウェア使用する人を対象トレーニングを行うことが重要である。また、実際に使ってみることでユーザーから問題点疑問点多数上げられてくる。それらが次のソフトウェアの開発への入力となる。 保守 ソフトウェア保守改良初期の開発よりも長期渡り手間もかかる。本来の設計馴染まないコード追加しなければならなくなるだけでなく、既存ソフトウェアがどう動作しているのかを理解するだけでも多大な労力を必要とする。ソフトウェア開発3分の2保守作業であると言われているが、この統計誤解を生みやすいバグの修正保守作業のほんの一部である。保守作業大部分既存ソフトウェア新たな機能組み込むことであり、それは別の新たな開発みなされることが多い。同様に土木・建築でも保守作業全体3分の2占めと言われている。

※この「サブプロセスモデル」の解説は、「ソフトウェア開発工程」の解説の一部です。
「サブプロセスモデル」を含む「ソフトウェア開発工程」の記事については、「ソフトウェア開発工程」の概要を参照ください。

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