サスペンションフォーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 08:44 UTC 版)
「マウンテンバイク」の記事における「サスペンションフォーク」の解説
サスペンションフォークの構造は初期のものは上位モデルにはエアスプリングとオイルダンパー、下位モデルにはエラストマーやコイルスプリングの物が多かった。2000年代にはエアスプリングを採用するモデルが増えている。減衰機構はほぼオイルダンパーで、一部の廉価モデルにエラストマー式が残るのみである。現在、マウンテンバイクのライディングカテゴリーが細分化され、カテゴリーごとにサスペンションが衝撃吸収のための可動域(「ストローク量」または「トラベル量」と呼ばれる)も分けられる。 ストロークが およそ80〜100mmともっとも少ないXC(クロスカントリー)系 100〜160mmはAM(オールマウンテン) 180〜200mm程度はDH(ダウンヒル)用 とされる。スプリング形式はXC系はエアスプリングが主流、DH系はコイルスプリング、その中間のAM系はエアとコイルが拮抗している。 また2000年代にはストローク量の範囲だけでなく、可動域をいかにコントロールするかという機能も付加されている。すなわち、 走行する場所にあわせて手動でストローク量を簡単に変更できたり、減衰特性を自由に変更できる。 サスペンションを稼働させなくさせる(ロックアウト)。 路面からの衝撃は吸収するが、ペダルを踏み込む力でサスペンションが沈み込むようにしない(アンチボビング)。 などの様々な付加機能を盛り込まれた製品が登場している。
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サスペンションフォーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/19 05:15 UTC 版)
「フロントフォーク (自転車)」の記事における「サスペンションフォーク」の解説
しばしば「サスフォーク」、「(フロント)サス」と略される。名前の通りサスペンションが組み込まれたフォーク。主にマウンテンバイクに装備され、オフロードでの走行を想定するものが多い。衝撃吸収性能から、クロスバイクなどで快適さを目指す車種にもよく見られる。ロードバイク用のサスペンションフォークもかつては存在し、プロ競技でも〔パリ - ルーベ〕などの路面が劣悪なレースで1990年代初期には投入されることもあったが、現在ではほとんど見られない。 サスペンションは簡単に言えばクッションで、路面からの衝撃吸収と、路面追従性の向上、という2つの働きがある。これは不整地での走行、主に急激な荒れた下り坂での制御を容易にしている。一方で欠点としてはリジッドフォークに比べ重い(XC系で1.5-2.5kg、DHでは3kg超も。典型的な形態の市販品で最も軽いものは1.2kg程度)事、特に近年のサスペンションは複雑な機能がついているので定期的なメンテナンス(オーバーホールを含む)を要する事が挙げられる。
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