サスペンションにおける応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 16:36 UTC 版)
「スクラブ半径」の記事における「サスペンションにおける応用」の解説
マクファーソン・ストラットを備えた車両は大抵負のスクラブ半径を持つ。スクラブ半径それ自身が直接的に調節可能でなかったとしても、キャンバ角の調節時に上部ステアリング軸点またはスピンドル角が変化すると、スクラブ半径も変化する。これは、ステアリングナックルでキャンバ調節を行うマクファーソンストラットで当て嵌る。キャンバ角は大抵1/4°内に保たれるため、生じるスクラブ半径の差は無視できる。 負のスクラブ半径はトルクステアを減少させ、ブレーキ故障時に車両安定性を向上させる。ショート・ロングアームサスペンションは大抵正のスクラブ半径を持つ。このサスペンションを使うと、スクラブ半径は調節できない。スクラブ半径が(正また負に)大きくなる程、操舵力は少なくて済む。
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