サゴの曙【サゴノアケボノ】(観賞樹)
登録番号 | 第6442号 | |
登録年月日 | 1998年 5月 22日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | サゴの曙 よみ:サゴノアケボノ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 内山治 | |
品種登録者の住所 | 静岡県浜北市新原4340-57 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 内山治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ヤマツツジの自生地の中から発見された変異株であり,花はやや小輪の鮮紫ピンク色で,鉢植え及び庭園向きの品種である。 樹姿枝張りは広株立状,樹高は低木性,主枝の粗密は中である。春葉の全体の形は楕円形,先端の形は鋭頭,葉脚は鋭脚,葉身長は短,最大幅は狭,葉柄長はかなり短,春葉の表面の色は淡緑,斑入りは無,表面の光沢は弱,表面の毛じの色は褐,葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢は横向き,つぼみの形は尖頭楕円,花形は漏斗形,花のタイプはシングル,花冠の切れ込みは深い,花冠上半の裂片の形は卵形,下半の形は倒披針形,花冠裂片の先端の形は広く円い,重なり合いは浅く重なる,縁の波形状は無又は微,花の大きさの直径はやや小,切開いた最大幅はやや狭,縦幅はやや短である。花色の発現は一色型,絞り模様は無又は極微,底白の現れ方,白覆輪は無,縁紅・爪紅及び濃淡模様は無,内側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)で,花喉部のブロッチは認識できるである。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない,花柱の色は紫赤,柱頭の色は赤,がくの花弁化の有無は無である。葉の持続性は半落葉,開花期の早晩は早,四季咲き性は強である。 「ヤマツツジ」と比較して,花の内側の主色が鮮紫ピンクであること,花柱の色が紫赤であること等で,「オオムラサキ」と比較して,春葉の表面の光沢が強いこと,春葉の着生方向が斜め上向きであること,花の内側の主色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和30年に出願者のほ場(静岡県浜北市)において,ヤマツツジの自生の中からヤマツツジとオオムラサキとの自然交雑種と思われる変異株を発見,以後,これを増殖して試作し,昭和37年に諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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