コロニー落とし阻止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:53 UTC 版)
さらなるデラーズ・フリート追撃のため、アナハイム・エレクトロニクスの保有するドック船ラビアンローズに最新鋭の試作3号機の受領に向かうが、ナカッハ・ナカトらによる待機命令によって妨害される。それを無視して試作3号機を強奪すると、デラーズ・フリートが画策する「星の屑作戦」の真の目的であるコロニー落としを阻止するため、ガトー分艦隊旗艦ペール・ギュントなど多数の戦艦や敵機を殲滅する。しかし、並のパイロットでは扱いかねる機能を持つ試作3号機で戦い続ける代償として、肉体的にも精神的にも追い詰められており、補給のために一時帰還した際にはコックピット内で栄養剤を自ら注射していた(作品の監督を務めた今西隆志によると、「何度も言いますが、あれは元気を出すための栄養剤です」とのこと)。そして、その激戦の中で自らが所属する連邦軍の腐敗にも直面して衝撃と怒りを覚えた結果、連邦側に寝返っていた(つまり友軍である)シーマ艦隊を襲撃、壊滅させる。 コロニー落下の阻止限界点が迫る中、軌道の最終調整を行うためにその内部へ侵入したガトー、それを追跡して来たコウ、そしてガトーの元恋人であったニナの三者が直接対面することになるが、ガトーを銃撃しようとした際にはニナから銃口を向けられ、ショックを受ける。ガトーの仕上げによってコロニーの地球への落下は不可避となり、再び試作3号機に乗り込んでガトーのノイエ・ジールと最後の決着に挑む。たび重なるデラーズ・フリートとの戦いで飛躍的な成長を遂げていたが、次第に銃撃を受けて負傷した状態のガトーに追いつめられていく。 まもなく、敵味方が入り乱れる戦場へ発射されたソーラ・システムIIが直撃した結果、試作3号機は大破したもののそのコアMSであるステイメンは無傷で助かる。コウはステイメンのコックピット内で気絶していたが、ガトーはコウに手を下すことなく去っていく。その後、気絶から目覚めたコウは、戦場を混乱に陥れてソーラ・システムIIを起動させたバスク・オムの座乗艦に向け、絶叫しながら届かぬ銃撃を行なった。
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