ゲームキャラクターとしての剛拳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 09:10 UTC 版)
「剛拳」の記事における「ゲームキャラクターとしての剛拳」の解説
『ストIV』での登場時にデザインや設定が一新され、従来の作品と差異が存在する部分もあるが「豪鬼との戦いに敗れ、倒れた」「無の拳」などの基本的な設定は受け継がれている。 外見デザイン上は筋骨隆々の白い髭を蓄えた老人となり、後頭部の白髪は長く伸び先端を縛ってまとめている。右半分が破れて袈裟のようになった道着を身につけ、豪鬼のように荒縄を帯の代わりに使って裾や道着を縛っている。また、通常のテーマ曲はリュウのテーマ曲のアレンジ版。ボスキャラクター版剛拳のテーマ曲は豪鬼のテーマ曲のアレンジ版となっている。 厳しいながらも心優しい老人であり、おおらかな性格の持ち主。対戦相手に対しては対戦後、相手を諭すような台詞が多く、僧侶であるダルシムやムエタイの帝王サガットには敬意を持って接する。また、豪鬼に対しては「人にも鬼にもなれない甘い男」と語っている。なお「リュウにすごく似ているが、それよりもっと大きい」と評した春日野さくらは、正体判明後は恐縮しきりであった。 『ストIV』では「意識回復に時間が掛かったため、(リュウとケンに)死んだと思われても仕方なかった」と本人が語っており、豪鬼に負けはしたものの死んではいなかったと判明した。また、これらの新たな設定をもとに、『ストリートファイターII -RYU』の作者である神崎将臣による短編漫画『復活 RYU-After-』も描かれた。 詳細は「#他のメディアにおける剛拳」を参照 『ストIV』のエンディングは、リュウが豪鬼と闘うことで殺意の波動に目覚めてしまうことを危惧し、事前に「無の拳」で殺意の波動を封印した後で、殺意の波動を嗅ぎつけてきた豪鬼と対峙する内容になっている。『スパIV』のエンディングでは、いまだにリュウとケンから師匠として尊敬されていることが窺え、二人が一人前の格闘家になったことを認めた剛拳は再び姿を消そうとするが、彼らの追跡に遭い失敗している。己の雲隠れを咎め呑気なリュウをツッコむケンを見て、最後は大笑いしている。また、同作のエンディングで語られている水汲みの様子は家庭用版『ストIV』公式サイトのノベルで描かれている。 『スパIV』では殺意の波動に目覚めたリュウと狂オシキ鬼のライバルキャラクターとしても登場。殺意の波動に目覚めたリュウでは「真の死合」を求める彼を命懸けで制止し、狂オシキ鬼では自身の手で葬ろうとするが、いずれも撃破され最後は殺害されている。 『ストリートファイターV』(以下『ストV』と表記)には参戦していないが、リュウのストーリーモードなどに登場。殺意の波動に飲まれかけたリュウを止め、波動に飲まれることを考えラシードと闘うのを悩んだ際「闘いとは相手を知り、己を知ること」と教えた。
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