ゲイリーとロビーの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 09:25 UTC 版)
「テイク・ザット」の記事における「ゲイリーとロビーの関係」の解説
1996年のテイク・ザット解散後、ゲイリーとロビーはソロ活動を始めた。メディアはそろってどちらが成功をおさめるかを報道し、まず最初に成功を収めたのがゲイリーであった。ロビーも"Freedom"、"South of The Border"、"Lazy Days"といったシングルをリリースするが、どの曲もゲイリーを上回ることができなかった。また、酒と薬の乱用から嫌われ者になりつつあった。そんな中でリリースした"Angel"が世界各国のチャートで1位を記録する大ヒットを収め、またゲイリーのセカンドアルバムがUKチャート20位以内にランクインできなかったこともあり、音楽・メディア業界でロビーの人気は爆発的なものとなる。そしてゲイリーを人間、そしてミュージシャンとして貶すようになる。この言動はゲイリーがレコード会社と1999年に解約し、そして8年もの間メディアから消えるほどのものであった。その後もロビーは成功を収め、メディアが騒がなくなった頃にゲイリーは結婚し、家庭をもった。 2005年のドキュメンタリー、"Take That - For The Record"ではゲイリーとロビーの両者がそのときの心境を語り、インタビュー内でロビーはゲイリーに行ったことを謝罪。また、ゲイリーのことを「見事な作詞家であり、見事な歌手」と証した。またゲイリーは当時の様子を「みんなが見たがる昔かたぎのバトルで、最後に勝者は一人しかいない。」と表し、それでもロビーのようなキャリアを積みたかったと語っている。そのドキュメンタリーでは最後にロビーが「彼の幸せな家庭と僕の経歴を交換したい」と告白して終わる。実際、元マネージャーのマーティン・スミスも「どちらが本当に幸せなのか、(ファンには)よく考えてほしい。」と発言している。 2007年に1996年以来初めて両者は再会し、関係を修復しはじめた。 2008年11月8日、バーロウと息子2人、そしてロビーはエミレーツ・スタジアムでマンチェスター・ユナイテッド対アーセナル戦を一緒に観戦し、Sky Sportsのインタビューでも「まだ一言も話していない」「(この再開は)もっと関係を悪化させるかも」などジョークを言いあうほどであった。また、試合中に笑いながら観戦する様子も放送された。 2010年10月8日に発売されたロビーのベストアルバム『グレイテスト・ヒッツ 1990-2010』に新たに収録された二人名義の楽曲「シェイム」を発表する。歌詞は過去に仲違いをしてしまった旧友同士が関係を修復しようとするという内容で、更にPVは『ブロークバック・マウンテン』のパロディであり、ロビーとバーロウの仲に対する噂を皮肉っている。またPVではテイク・ザットを一人離れて爆発的なヒットを飛ばす傍ら、他の4人だけでグループが再結成されたことに対するロビーの寂しさにも焦点が当てられている。 2012年10月29日にリリースしたロビーのシングル「キャンディ」はゲイリーとの共作である。
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