クラーク_(駆逐艦)とは? わかりやすく解説

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クラーク (駆逐艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/13 06:42 UTC 版)

艦歴
発注
起工 1934年1月2日
進水 1935年10月15日
就役 1936年5月20日
退役 1945年10月23日
その後 1946年3月29日にスクラップとして廃棄
除籍 1945年11月16日
性能諸元
排水量 1,850トン、満載:2,597トン
全長 381 ft (116 m)
全幅 36 ft (11 m)
吃水 10 ft (3.0 m)
機関 ギアードタービン、2軸推進、50,000 shp (37,285 kW)
最大速 35ノット (65 km/h)
乗員 士官、兵員194名
兵装 (建造時)MK33火器管制システム
38口径5インチ砲8門
1.1インチ対空砲8門
21インチ魚雷発射管8門
爆雷軌条2軌
(1945年)MK37火器管制システム
38口径5インチ砲8門
MK51ガン・ディレクター4基
40mm対空砲12門
20mm対空砲6門 
21インチ魚雷発射管8門
爆雷軌条2軌

クラーク (英語: USS Clark, DD-361) は、アメリカ海軍駆逐艦ポーター級駆逐艦の1隻。艦名はチャールズ・E・クラーク英語版海軍少将に因む。

艦歴

クラークは1934年1月2日にマサチューセッツ州クインシーベスレヘム造船で起工する。1935年10月15日にS・ロビンソン夫人によって命名、進水し、1936年5月20日に艦長H・サバウド中佐の指揮下就役する。

就役後は大西洋岸、カリブ海で活動し、1940年4月1日からは真珠湾を母港として活動した。1940年3月3日から4月10日までサモアオーストラリアフィジーへの巡航を行う。日本軍による真珠湾攻撃時、クラークはカリフォルニア州サンディエゴオーバーホールの途中であった。12月27日に西海岸を出航し、2つの船団を護衛して真珠湾に向かった。その後はサモアのパゴパゴ沖で対潜哨戒を行い、1942年2月および3月にはニューギニア空襲に向かう空母任務部隊に加わった。

1942年4月から5月までクラークは4つの船団を護衛してサンフランシスコと真珠湾を往復し、最後の護衛任務ではミッドウェー島まで巡航した。サンディエゴおよびバルボアに戻り、ニュージーランドのウェリントンに向かう船団の護衛に参加する。8月12日から9月8日までニューカレドニアヌメア沖を巡行し、任務部隊に給油を行う油槽船を護衛、続いてオークランドに戻るとニュージーランドから南太平洋の基地に向かう船団の護衛任務に1ヶ月間従事した。ヌメアでの沿岸護衛および偵察巡航任務の後、クラークは1942年12月11日に出航しバルボアで南東太平洋司令官の旗艦任務に就いた。

1944年8月10日までクラークは南米各地の港の沖合を偵察し、その後オーバーホールに入った。1944年9月4日から1945年4月11日まで6つの大西洋を横断してイギリスフランスに向かう船団の護衛を行った。

1945年6月15日、クラークはペンシルベニア州フィラデルフィアに到着、同地で1945年10月23日に退役し、1946年3月29日にスクラップとして廃棄された。

クラークは第二次世界大戦の戦功で2個の従軍星章を受章した。

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