キャラクターへの反響、その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 06:35 UTC 版)
「ナコルル」の記事における「キャラクターへの反響、その他」の解説
一般メディアでの注目が少なかったアイヌをキャラクター化したことでも注目を浴びた。ナコルルをデザインしたデザイナーの一人は、『サムライスピリッツ』の企画が立つ以前から「いつかアイヌ女性を一世風靡させるぞ」と考えていたという。企画者の念が通じたのか、デザイナーは狂ったように傾倒して2Pの顔まで変化した旨を述べている。 アーケードゲーム専門誌の『ゲーメスト』では人気投票で1位が続きすぎたことから、殿堂入りを果たしている。 初代での決め台詞「大自然のおしおきよ」は当時にブームとなったが、『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』(以下『真』と表記)から「大自然のおしおきです」に変更された。 『初代』で初登場した際は、現在より活発なイメージの少女として登場しており、口調の語尾も「〜よ」「〜だわ」などと女性口調で話し、キャラクター人気を博したものの、次作の『真』でキャラクターの設定が見直され、現在の基本的に敬語口調で話すものの、少女らしさも持ち合わせるキャラクターに変化していった。 また、2Pキャラクターも「裏ナコルル」「紫ナコルル」などと呼ばれ、人気を集めた。 ナコルルは、1994年の三鷹市水道部および年金課にて結城信輝のイラストによるポスターに起用された。これまで三鷹市ではポスターにアニメキャラクターを起用してきたが、ゲームのキャラクターとしてはナコルルが初めてであり、SNK側もポスターへの起用を好意的に受け止めた。あまりの人気に、貼られた先からポスターが持ち去られる事件が続出し、結局最後まで残ったものは非常に少なかったという。このことは『KOF2000』の小説版(パロディ編)でも取り上げられ、テリー・ボガードがナコルルのポスターを見つけたことを喜び、盗んだわけでもないのに「盗みたいなんて思わなかった」と強調する場面がある。一方、同じ年には京都市の京都遷都1200年記念・緑化フェアのポスターにも起用されており、こちらは当時SNK社内スタッフの白井影二がイラストを担当した。 1994年には新声社から初のナコルル人形が発売された。赤と紫の2種類があり、新声社系列のゲームキャラクターグッズ販売店「マルゲ屋」で販売されていた。製作はタカラが担当し、ボディにはジェニー人形と同じものを使用している。
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