カーディフ・シティとは? わかりやすく解説

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カーディフ・シティFC

(カーディフ・シティ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 00:52 UTC 版)

カーディフ・シティFC
原語表記 Cardiff City Football Club
愛称 The Bluebirds
クラブカラー    
創設年 1899年
所属リーグ EFLチャンピオンシップ
所属ディビジョン 2部(2024-25)
昨季リーグ順位 12位 (2023-24)
ホームタウン ウェールズカーディフ
ホームスタジアム
カーディフ・シティ・スタジアム
収容人数 33,316[1]
代表者 メーメット・ダルマン
監督 アーロン・ラムジー (暫定)
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

カーディフ・シティFCウェールズ語: Clwb Pêl-droed Dinas Caerdydd英語: Cardiff City Football Club)は、ウェールズの首都カーディフを本拠地とするサッカークラブである。

1899年にリヴァーサイドAFCRiverside A.F.C.)として創設され、1908年にカーディフ・シティCardiff City)に改名。1910-11シーズンからサザンフットボールリーグに所属。1920-21シーズンにイングリッシュ・フットボールリーグ(2部)に昇格。 1927年には、イングランド以外のクラブとして唯一、FAカップ優勝を果たし、1925年および2008年には準優勝した。ウェルシュカップレクサムに次ぐ22回の優勝を誇る。

概要

ウェールズのリーグには参加しておらず、イングランドのリーグに越境参加しているクラブのひとつ。2019年8月現在までにイングランドの最上位リーグでプレイしたウェールズのクラブは、カーディフ・シティと、そのライバルのスウォンジー・シティの2クラブしかない。

1927年のアーセナルとのFAカップ決勝戦はBBCラジオにより世界で初めてライブ中継されたサッカーの試合としてもよく知られている。

1961-62シーズンを最後に最上位リーグからは離れ、1986年以降はしばらく3、4部相当リーグに沈んでいたが、2003年以降はフットボールリーグ・チャンピオンシップ(2部相当)に定着。

2009-10シーズンから3季連続でプレミアリーグ昇格プレーオフでプレミアリーグ昇格を逃していたが、2012-13シーズンにチャンピオンシップで2位以内に入り、1961-62年シーズン以来のトップリーグへの昇格を決めた[2]。序盤はマンチェスター・シティに勝利するなど出だしは好調だったが、徐々に低迷し、マーキー・マッケイ監督とヴィンセント・タン会長との間に冬の移籍市場での補強を巡り確執が生じ、マッケイ監督が「(冬の市場で)3選手を獲得したい」と公言したことが、タン会長の逆鱗に触れ、2013年12月27日に解任された。後任にモルデFKの監督を務めていたオーレ・グンナー・スールシャールが就任した。チームにフィット出来なかったピーター・オデムウィンギーアンドレアス・コルネリウスを早々に見切りをつけ、 スールシャール監督の古巣マンチェスター・ユナイテッドからファビオウィルフレッド・ザハらを獲得し巻き返しを図るも、状況は一変せず、ニューカッスルに0-3で敗れ、最終戦を待たずにチャンピオンシップ降格が決まった。

歴史

タイトル

国内タイトル

  • フットボールリーグ・サードディヴィジョン・サウス:1回
    • 1946-47
  • フットボールリーグ・サードディヴィジョン:1回
    • 1992-93
  • ウェルシュカップ:22回
    • 1911–12, 1919–20, 1921–22, 1922–23, 1926–27, 1927–28, 1929–30, 1955–56, 1958–59, 1963–64, 1964–65, 1966–67, 1967–68, 1968–69, 1969–70, 1970–71, 1972–73, 1973–74, 1975–76, 1987–88, 1991–92, 1992–93

国際タイトル

なし

過去の成績

シーズン リーグ FAカップ リーグ杯 欧州カップ ウェルシュカップ リーグトロフィー 最多得点者
ディビジョン 順位
1987-88 ディビジョン4 46 24 13 9 66 41 85 2位 1回戦敗退 1回戦敗退 優勝 1回戦敗退 ジミー・ギリガン 25
1988-89 ディビジョン3 46 14 15 17 44 56 57 16位 3回戦敗退 2回戦敗退 カップウィナーズカップ 2回戦敗退 5回戦敗退 1回戦敗退 ジミー・ギリガン 23
1989-90 46 12 14 20 57 70 50 21位 3回戦敗退 1回戦敗退 準決勝敗退 グループステージ敗退 クリス・パイク 23
1990-91 ディビジョン4 46 15 15 16 43 54 60 13位 1回戦敗退 2回戦敗退 3回戦敗退 グループステージ敗退 クリス・パイク 16
1991-92 42 17 15 10 66 53 66 9位 1回戦敗退 1回戦敗退 優勝 1回戦敗退 カール・デイル
クリス・パイク
28
1992-93 ディビジョン3 42 25 8 9 77 47 83 1位 1回戦敗退 1回戦敗退 カップウィナーズカップ 1回戦敗退 優勝 1回戦敗退 フィル・スタント 18
1993-94 ディビジョン2 46 13 15 18 66 79 54 19位 5回戦敗退 1回戦敗退 カップウィナーズカップ 1回戦敗退 準優勝 2回戦敗退 フィル・スタント 22
1994-95 46 9 11 26 46 74 38 22位 1回戦敗退 1回戦敗退 準優勝 2回戦敗退 フィル・スタント 15
1995-96 ディビジョン3 46 11 12 23 41 64 45 22位 2回戦敗退 2回戦敗退 1回戦敗退 カール・デイル 30
1996-97 46 20 9 17 56 54 69 7位 2回戦敗退 1回戦敗退 2回戦敗退 スティーヴ・ホワイト 14
1997-98 46 9 23 14 48 52 50 21位 4回戦敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 アンディ・サヴィル 14
1998-99 46 22 14 10 60 39 80 3位 4回戦敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 ケヴィン・ニュージェント 22
1999-00 ディビジョン2 46 9 17 20 45 67 44 21位 3回戦敗退 2回戦敗退 1回戦敗退 ジェイソン・ボーエン
ケヴィン・ニュージェント
17
2000-01 ディビジョン3 46 23 13 10 95 58 82 2位 3回戦敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 ロバート・アーンショウ 25
2001-02 ディビジョン2 46 23 14 9 75 50 83 4位 4回戦敗退 1回戦敗退 2回戦敗退 グレアム・カヴァナ 16
2002-03 46 23 12 11 68 43 81 6位 3回戦敗退 2回戦敗退 3回戦敗退 ロバート・アーンショウ 35
2003-04 ディビジョン1 46 17 14 15 68 58 65 13位 3回戦敗退 2回戦敗退 ロバート・アーンショウ 26
2004-05 チャンピオンシップ 46 13 15 18 48 51 54 16位 3回戦敗退 4回戦敗退 ピーター・ソーン 14
2005-06 46 16 12 18 58 59 60 11位 3回戦敗退 3回戦敗退 キャメロン・ジェローム 20
2006-07 46 17 13 16 57 53 64 13位 3回戦敗退 1回戦敗退 マイケル・チョプラ 22
2007-08 46 16 16 14 59 55 64 12位 準優勝 4回戦敗退 ジョー・レドリー
ポール・パリー
11
2008-09 46 26 17 10 65 53 74 7位 4回戦敗退 3回戦敗退 ロス・マコーマック 23
2009-10 46 22 10 14 73 54 76 4位 5回戦敗退 3回戦敗退 ピーター・ウィッティンガム 26
2010-11 46 23 11 12 76 54 80 4位 3回戦敗退 2回戦敗退 ジェイ・ボスロイド 20
2011-12 46 19 18 9 66 53 75 6位 3回戦敗退 準優勝 ピーター・ウィッティンガム 13
2012-13 46 25 12 9 72 45 87 1位 3回戦敗退 1回戦敗退 ヘイザル・ヘルグソン 9
2013-14 プレミアリーグ 38 7 9 22 32 74 30 20位 5回戦敗退 3回戦敗退 ジョーダン・マッチ 7
2014-15 チャンピオンシップ 46 16 14 16 57 61 75 11位 4回戦敗退 3回戦敗退 ケンワイン・ジョーンズ 11
2015-16 46 17 17 12 56 51 68 8位 3回戦敗退 2回戦敗退 アンソニー・ピルキントン 9
2016-17 46 17 11 18 60 61 62 12位 3回戦敗退 1回戦敗退 ケネト・ゾホレ 12
2017-18 46 27 9 10 69 39 90 2位 4回戦敗退 2回戦敗退 カラム・パターソン 10
2018-19 プレミアリーグ 38 10 4 24 34 69 34 18位 3回戦敗退 2回戦敗退 ビクトル・カマラサ
ボビー・リード
5
2019-20 チャンピオンシップ 46 19 16 11 68 58 73 5位 4回戦敗退 2回戦敗退 リー・トムリン 9
2020-21 46 18 14 14 66 49 68 8位 3回戦敗退 1回戦敗退 キーファー・ムーア 20
2021-22 46 15 8 23 50 68 53 18位 4回戦敗退 2回戦敗退 エイデン・フリント 6
2022-23 46 13 10 23 41 58 49 21位 3回戦敗退 1回戦敗退 ソリ・カバ 8
2023-24 46 19 5 22 53 70 62 12位 3回戦敗退 3回戦敗退 カーラン・グラント|
ペリー・ン英語版
6
2024-25 46

欧州の成績

現所属メンバー

2024年7月18日現在[3]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK イーサン・ホーヴァス
2 DF マーロン・ロメオ ()
3 DF ジョエル・バガン ()
4 DF ディミトリオス・グータス
5 DF マーク・マクギネス英語版 ()
6 MF ライアン・ウィントル英語版
8 MF ジョー・ロールズ
9 FW キオン・エテテ英語版 ()
10 MF アーロン・ラムジー
11 MF カラム・オドウダ ()
15 MF デイヴィッド・ターンブル
17 DF ジャミル・コリンズ
21 GK ジャク・アニック
22 FW ヤコウ・メイテ英語版 ()
No. Pos. 選手名
23 MF マノリス・シオピス
24 MF イーライ・キング英語版
25 MF キーロン・エヴァンス英語版
27 MF ルビン・コルウィル
32 FW オルリー・タナー英語版
35 MF アンディ・リノモタ英語版 ()
38 DF ペリー・ン ()
39 FW イサーク・デイヴィス英語版
45 MF シアン・アシュフォード英語版
47 FW カラム・ロビンソン ()
-- DF カラム・チェンバース
-- FW クリス・ウィロック ()
-- DF 角田涼太朗

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

ローン移籍選手

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
No. Pos. 選手名
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
No. Pos. 選手名

歴代監督

名前 国籍
フィル・ニール 1996
ラッセル・オズマン 1996-1998
フランク・バローズ 1998-2000
ビリー・エアー 2000
ボビー・グールド 2000
アラン・コーク 2000-2002
レニー・ローレンス 2002-2005
デイヴ・ジョーンズ 2005-2011
マーキー・マッケイ 2011-2013
オーレ・グンナー・スールシャール 2014
ラッセル・スレイド 2014-2016
ポール・トロロープ 2016
ニール・ウォーノック 2016-2019
ニール・ハリス 2019-2021
ミック・マッカーシー 2021
スティーヴ・モリソン 2021-2022
マーク・ハドソン 2022-2023
ディーン・ホワイトヘッド (暫定) 2023
サブリ・ラムシ 2023
エロル・ブルト 2023-2024
オメル・リザ 2024-2025
アーロン・ラムジー (暫定) 2025-

歴代所属選手

関連項目

脚注

  1. ^ Premier League Handbook 2018–19”. Premier League (2018年7月30日). 2019年1月3日閲覧。
  2. ^ カーディフ昇格決定、来季はプレミアでGoal.com 2013年4月17日
  3. ^ First Team”. カーディフ・シティFC. 2022年12月17日閲覧。

外部リンク


カーディフ・シティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:48 UTC 版)

アーロン・ラムジー」の記事における「カーディフ・シティ」の解説

カーディフ・シティFCユース出身2006-2007シーズンホーム最終戦でわずか数分間ながらトップチームデビューを果たす。16歳124日という年齢はクラブ史上もっとも若いデビューであった6月には100万ポンド(およそ2億円)以上の獲得オファーが来るも、クラブはこれを拒否。さらに、エヴァートンFCからは100万ポンド活躍次第20ポンドの上乗せという条件オファー寄せられたがクラブはやはりこれも拒否した2007年12月初めてのプロ契約を結ぶ。プロとしての初試合2008年1月5日FAカップ試合だった。この試合ラムジーヘディングプロ得点決めている。結局、このシーズンFAカップ決勝を含むトータル22試合出場したマンチェスター・ユナイテッドカーディフラムジーに関する移籍について移籍金500ポンドクラブ間合意に至ると、アーセナルFCエヴァートンもそれに続いた最終的にアーセナルアーセン・ベンゲル監督休暇返上本人のもとに訪問したことも決め手となり、アーセナル移籍選択した

※この「カーディフ・シティ」の解説は、「アーロン・ラムジー」の解説の一部です。
「カーディフ・シティ」を含む「アーロン・ラムジー」の記事については、「アーロン・ラムジー」の概要を参照ください。

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