カルディナ
イタリア語のcardinalel中心的な、主要なという意)からの造語。コロナ、カリーナの4ドアセダンをベースとするワゴン車で、初代モデルは1992年11月にデビューした。
かつてのカリーナにはサーブと呼ぶワゴンタイプ車(82年2月発売)があったが、そのポジションと性格を引き継ぐかたちで世に出たモデル。エンジンは1.8Lと2L、ディーゼル2Lの3タイプ。駆動方式はFFのほか2L搭載車には4WD仕様もあった。スカイキャノピー(93年2月発売)と呼ぶグレードがあり、大型ガラスによるハイルーフ仕様がファッショナブルだった。
2代目は97年9月に登場、その後、2000年1月にマイナーチェンジを実施。このクルマは4WDオンリーと思われがちだが、FF車の設定もあった。シリーズ最強モデルは2L・DOHCツインターボ260馬力を積む2000GT-T・4WD。このほか、2Lのスポーツツインカムとハイメカツインカム、リーンバーン1.8L、2.2Lディーゼルターボというエンジンがあった。ミッションは4速ATが中心だが、一部グレードには5速MTも設定。デュアルSRSエアバッグやABS、前席プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトなどを標準装備。
2002年9月、3代目が登場した。ザ・ツーリングマシンを開発テーマとしただけあって走りが際立ったクルマに生まれ変わった。ボディ形状を砲弾型フォルムとし、サスペンションも前マクファーソンストラット、後ダブルウイッシュボーンに変化。寸法的にはホイールベースが先代に対して120mm伸びた(2700mm)が、全長は4510mmと65mm短縮した。全幅は+20mmの1740mm、全高は-50mmの1445mmとなった。エンジンは2Lが3S-GTEと直噴1AZ-FSEの2タイプ、そして実用に優れた1.8Lの3種を積む。駆動方式はFFと4WDだが、後者にはVフレックス式とビスカス式の2タイプがある。ミッションは4速ATだけで、MTの設定はない。2WD・3グレード、4WD・5グレードという車種構成だが、GT-FOURの復活が話題。その中でもNエディションというニュルブルクリンクのNを表すといわれるモデルが最強版。2Lターボの260ps仕様を積み、スポーツシーケンシャルシフトマチックと組み合わせる。レカロ製シートを標準装備。外観ではフード上面に設置した大型エアインテークが特色。リヤデフにトルセンLSDを装備する。
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