オスプレイ
英語:Osprey、V-22 Osprey
米軍が保有する輸送機。両翼に「ティルトローター」と呼ばれる角度変更が可能なプロペラのような機構を搭載している。ティルトローターが水平~垂直に角度を変えることで、プロペラ機のような高速・長距離の航行と、ヘリコプターのような垂直方向の離着陸を同時に実現している。
オスプレイは米国海軍・空軍それぞれに配備されているが、そのうち海軍が保有しているものを特に「MV-22 オスプレイ」と呼ぶ。また、空軍が保有しているものは「CV-22 オスプレイ」と呼ばれる。
オスプレイは2005年から配備が開始されている。米国の最新鋭の輸送機であり、滑走路が不要、ホバリングが可能、超低空飛行が可能、長距離の高速航行が可能であるなど、複数の航空機のメリットを兼ね揃えているが、その分高度な制御が必要とされ、事故もたびたび起こしている。
2012年4月には米海軍の機体(MV-22 オスプレイ)がモロッコの沖合いの洋上で墜落している。また、2012年6月には米空軍の機体(CV-22 オスプレイ)がフロリダで墜落している。
2011年6月、米国国防省は沖縄県の普天間飛行場(普天間基地)にオスプレイを配備する計画を発表、2012年後半にも配備が実施される見通しであることを明らかにした。普天間飛行場が立地する沖縄県および沖縄県宜野湾市は反対を表明している。
その後、オスプレイは一旦山口県岩国市の岩国飛行場(岩国基地)に配備され、試験運用を経て普天間基地に導入されるという方針に変更され、2012年6月に実際にこのオスプレイ搬入計画が開始された。岩国市は反対を表明している。
2012年7月2日に米国からオスプレイを運搬する輸送船「グリーンリッジ」がカリフォルニアを出港し、7月23日に岩国基地に入港した。23日のうちに陸揚げが開始されている。
7月23日現在の計画では、オスプレイは2012年10月にも普天間基地に配備される予定であるという。
オスプレイ【osprey】
オスプレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/01 04:11 UTC 版)
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本社所在地 | ![]() コロラド州 |
設立 | 1974年 |
業種 | 製造販売 |
事業内容 | アウトドア用品 |
外部リンク | http://www.ospreypacks.com/ |
オスプレー(英:Osprey, Inc.)は、主に登山用の高性能バックパックを製造するアメリカ合衆国コロラド州の企業である。
沿革
Mike PfotenhauerとDiane Wrenによって、1974年に設立[1]された。登山をはじめ、サイクリングやトレイルランニングなど、主にアウトドア用のバックパックを製造、販売する。日本には現地法人をおいておらず、日本国内向けに株式会社ロストアローが正規輸入・販売、サポートを行っている。
評価
アルミフレームとメッシュを使った独自のサスペンションシステムを特徴とするバックパックは、プロのデザイナーと消費者の両者から高評価を受けている。2009年にはバックパック「Exos 46」がGOOD DESIGN™ awardをthe Sports and Recreation Categoryにて受賞した。同賞は米国で最も権威のあるデザイン賞として知られている(日本政府のグッドデザイン賞とは異なる。)[2]。また、米国のアウトドア雑誌Backpackerの編集者選奨を受けたり、2014年1月号では読者人気投票で、バックパックのメーカーとして2位のグレゴリーに大差をつけて1位を受賞している[3]。Outside誌の2013年度のGear Of the Year(その年の一番の用具)も受賞している。 [4]
関連項目
脚注
外部リンク
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