オグシオ効果 ― 宣伝効果としての存在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 00:14 UTC 版)
「オグシオ」の記事における「オグシオ効果 ― 宣伝効果としての存在」の解説
オグシオの魅力について、あるスポーツマネジメント会社代表は「ペアであることが魅力を増している。それぞれのファンを獲得できるのでファン層を拡大しやすい」と分析し、CM総合研究所代表は「タレントに比べると地味でも応援したくなる存在。競技者として着実に実力をつけてきた姿は、ヴァーチャルで人為的な情報が多い社会で、うそがない存在として好まれている」と話した。 日本バドミントン協会 小椋・潮田組の前年度からの目立った活躍を受けて、2007年と2008年の2年間契約で野村證券が新規スポンサーにつき、2007年度の全日本総合選手権にはトヨタ自動車、AIU、日清食品、はるやま商事の大手企業4社が大会スポンサーについた。 オグシオ人気により競技の知名度の上がったことから、バドミントン協会は競技のさらなる普及を考えナショナルトレーニングセンター内に殿堂入りする個人や団体を讃えるスペースを確保した。 2007年度のバドミントン日本リーグでは、三洋電機チームが参戦する会場の観戦券が2大会連続で前もって完売するほどの売れ行きとなり、北京五輪前の全日本実業団選手権熊本会場は、1400人収容のところほぼ満席となった。 2008年度全日本総合選手権はペア最後の大会となったため、最終日には3千200人の観客が押し寄せ、立ち見が出るなど超満員となった。 ペア解消までに日本バドミントン協会にもたらした宣伝効果は200億円とも言われる。また、正確な相関関係は不明確だが、協会によると2002年には18万4千人だった協会加盟者はオグシオ効果により22万7千人(2007年)に上がったという。 三洋電機 大手広告代理店の試算によると小椋・潮田ペアによる三洋電機2007年度の宣伝効果は150億円ほどあり、同年秋から2008年春まで行った「オグシオキャンペーン」では対象商品の販売数が計画値を達成、社のイメージ向上で社員の士気が上がったという。2007年、2008年のCM起用ではXactiが目標販売台数の2割増になる売り上げを達成し、広報担当者は「これほど三洋に貢献してくれた選手はいなかった」と振り返った。
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