エンターテインメントの街として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:33 UTC 版)
「小川町 (川崎市)」の記事における「エンターテインメントの街として」の解説
この地がエンターテインメントの街となるはじまりは1936年(昭和11年)頃に開館した映画館「川崎銀星座」で、1939年までに川崎銀星座を含め6館の映画館が誕生した。1945年の川崎大空襲で全館が焼失したが、神奈川新聞によると1945年11月に川崎銀星座が再開したとある。1947年までに、「実演花月劇場」、「川崎オデオン座」、「川崎第一東宝劇場」、「川崎大映劇場」、「川崎映画劇場」の6館が完成して、経営者の美須鐄の姓から、映画街「ミスタウン」と称するようになった。京急川崎駅方面へと流れていた旧古川の川筋は「銀映会」「銀柳街」「銀座街」のアーケード商店街となり発展を遂げる。1956年には、横須賀市から進出した百貨店「さいか屋」が営業開始した。 1962年には大小合わせて16館の映画館が揃い、1965年にはボウリング場やスケートリンクを備えたスポーツセンターも開業した。1966年には、国電川崎駅との間を隔てていた京浜急行の線路が連続立体交差事業により高架化され、回遊性が増す。1985年から再開発が行われ、1987年にシネマコンプレックス「チネチッタ」、1988年にライブハウス「CLUB CITTA'」がオープン。2002年には複合商業施設「ラ チッタデッラ」が完成した。2003年から2006年にかけては興行収入日本一を記録。2011年にチネチッタ別館のチネグランデが閉館するまでは、総座席数3808席で日本一を誇った 「銀映会」は新川通り沿いの商店街として存続したが、2001年をもって商店街組合が解散した。さいか屋は2009年に事業再生ADRの一環として不動産を売却し、リースバックで営業を続けたが、売却先の地権者の意向で閉店することとなり、2015年5月末で現在地での営業を終了した。 1997年に第1回が開催されたハロウィンイベント「カワサキハロウィン」は回を追うごとに参加者が増え、川崎の秋の風物詩となった。例年10月最終週の土日に、ラ チッタデッラをメイン会場として川崎駅周辺をパレードする。2019年はパレード参加者1850人、沿道には12万人の観客が訪れた。 1954年頃の銀星座 チネチッタの夜景 川崎さいか屋、2008年撮影 カワサキハロウィン、2011年開催時の様子
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