エルンスト・ステーンとは? わかりやすく解説

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エルンスト・ステーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 22:15 UTC 版)

ハンス=ウルリッヒ・ルーデル」の記事における「エルンスト・ステーン」の解説

エルンスト=ジークフリート・ステーン(Ernst-Siegfried Steen)はルーデルにとって恩師に当たる人物である。1912年9月25日生まれ。ドイツ・シュレースヴィッヒ=ホルシュタイン州・キール出身。彼はラパロ条約によりソ連航空訓練を受け1935年再軍備とともにルフトヴァッフェ入隊した古参パイロット内の一人であり、対フランス戦では中尉として第2急降下爆撃航空団所属戦闘参加急降下爆撃非凡な才能持ちバトル・オブ・ブリテンでは15,240トンイギリス艦船撃沈する戦果挙げる1941年8月1日、第2急降下爆撃航空団III飛行大隊(III./Stuka-Geschwader 2、III./StG 2)指揮官着任。この日、以前から何かと目にかけてきたルーデル一緒にIII飛行大隊転属してくることで、それ以来戦闘経験少な彼に急降下爆撃秘訣教え込んでいる。しかし9月23日彼にとって第300回目出撃であるこの日、二番機のルーデル特訓成果見せて見事マラート撃沈するものの、ステーン同日キーロフ攻撃でシャルノヴスキーと共に戦死するステーン戦死後東部戦線従軍したシュトゥーカパイロットとして初の騎士鉄十字章授与されることとなった1941年10月17日)。28歳没。最終階級大尉ステーン経験豊富同僚たち引け目感じていたルーデルにも分け隔てなく接し、隊でも人徳者として有名であったルーデルは常にステーンにつき従い一緒に散歩するなど気心通じ合った仲だったため、その死にはひどいショック受けたという。彼はステーンについて「真に偉大な人間である」と述べ、「のちの私の功績は、ステーンに負うところが多い」と尊敬の念交えて著書記述している。 戦争中所属した部隊順番に第2急降下爆撃航空団III飛行大隊中隊長)、第76急降下爆撃航空団II飛行大隊第3急降下爆撃航空団、第2急降下爆撃航空団第I飛行大隊、第2急降下爆撃航空団III飛行大隊指揮官)。 受章勲章二級鉄十字章1939年9月15日)、1938年10月1日記念メダル1939年10月1日)、Za obranu Slovenska Javorina Orava(チェコスロバキア勲章1940年3月14日)、一級鉄十字章1940年5月28日)、パイロットバッジ(ブルガリア勲章1941年3月1日)、Frontflugspange für Kampfflieger in Silber1941年5月)、Frontflugspange für Kampfflieger in Gold1941年7月3日)、騎士鉄十字章死後受章1941年10月17日)、Goldene Buch der Flieger(死後受章1942年1月15日)、Flugzeugführerabzeichen(時期不明)、Dienstauszeichnungen der Wehrmacht 4.Klasse, 4 Jahre(時期不明)。

※この「エルンスト・ステーン」の解説は、「ハンス=ウルリッヒ・ルーデル」の解説の一部です。
「エルンスト・ステーン」を含む「ハンス=ウルリッヒ・ルーデル」の記事については、「ハンス=ウルリッヒ・ルーデル」の概要を参照ください。

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