エコエコアザラク〜眼〜
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「エコエコアザラク」の記事における「エコエコアザラク〜眼〜」の解説
テレビ東京で2004年1月6日から3月30日まで、テレビ大阪で2004年1月10日から4月3日まで全13話が放送された。エイベックス・グループ製作・円谷エンターテインメント制作 本作品ではミサが服装がそれまでとは大きく異なり、セーラー服ではなく黒いブレザー制服を着用している。 当初企画時では映像版としては初の原作連載初期の中学生時代のミサを再現するはずであり、そのため当初の設定画ではかなり幼いイメージのミサで新バージョンの衣装がデザインされていた。また本作品で主演の上野なつひが2役を演じた「四方田千砂」と、ミサが持ち歩くぬいぐるみ型カバンの「ビケちゃん」はシリーズ構成の脚本家小中千昭が過去に担当した作品に複数回観られた名前である。そのうちの『ビケちゃん』は、当初『ウルトラセブン』の『カプセル怪獣』のように、ミサ不在時にミサの代わりに戦う使い魔になるというアイデアもあった。 本作品ではかなり派手な光線技のような魔法も登場している。さらに6話にてミサが唱えた呪文には、「ハリーポッターシリーズ」に出て来る呪文が一部変形されてパロディ的に使用されている。他にも、アサメイの柄を長くして『魔法少女』のようなバトンアクションをさせる、といったユニークなアイデアも存在したようである。 本作品の終盤では、都市伝説として『30年前の黒井ミサ』の存在が語られる。これは映像版としては初めて原作との繋がりの可能性が示唆されたシーンである。またそれだけでなく、黒井ミサの顔が時代によって変わっている、と語られるシーンがあるがこれは本作品内だけのドラマとしての話だけでなく、黒井ミサという一人のキャラクターを主演者を変えながら描き続けて来たこのシリーズの特徴を逆手に取った、ある種のお遊びともサービスとも取れる仕掛けで解釈次第で、原作とも全てのシリーズとも本作品を繋げることが出来る。シリーズ後半に登場した実体を失った黒井ミサの精霊として描かれた姿も、旧作の黒いセーラー服を着たミサの顔がボカされている、といった思わせぶりな物になっている。
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