エウロパ人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 10:17 UTC 版)
木星の氷と水の衛星・エウロパで誕生した知的生命体。有機物が無機物から遺伝能力を得た上で離れて進化した地球生命と異なり、有機物が無機物を取り込んだまま進化して発生した生物。通常は甲殻類に酷似した4本足のエビのような姿をしているが、自在にその形状を変えることができる。通常形態の場合、レーザーを装備している(もっとも戦闘実行体にはほぼ通用しない)。また、体内にはシリコンによって構成された遺伝子を持っており、その遺伝情報を独自の方法で伝えている。そのため、エウロパ人には性別の概念は存在しない。一般には赤い肌だが、後述のドライ6のみ若干色が違う。複数の部隊に分かれ、それぞれが各所に基地を置いて活動している。各人が自分の命を惜しむことがなく、勇敢。個体名は「味」を示す英語(エウロパの海水の成分組成にちなんでおり、それぞれの出身地を示す)と数字の組み合わせ。 ドライ6(ドライシックス) 声 - 三木眞一郎 エウロパ人の戦士。仲間の遺伝子を預かる身でもあり、そのために一般のエウロパ人に対し赤みがかった茶色の肌をしており、また甲殻類型になったときの頭部の形状も一箇所異なる。故郷エウロパはすでにスネーカーにより惑星コンピュータ化されており、スネーカーの魔手から逃れた一部の仲間達と共にスネーカーの計画を阻止しようと外部からバーチャル世界に侵入、スネーカーの進化促進ウイルスを無効化できるカウンターウイルスによって地球生命の進化を妨害していた。また、パックが持つスネーカーの情報(記憶喪失により一時的に失われている)を手に入れるために、何度もパックを奪おうとしてきた。そのため、当初は唯達と敵対関係にあったが、共通の敵であるスネーカーを倒すことになってからは唯達と行動を共にした。軟質な身体を利用し人型や戦闘用の甲殻類型に変身。他にも変形して衝撃を吸収したり、宇宙線を防ぐ日傘にもなったりして唯達を幾度となく救った。言葉遣いは丁寧で、誰に対しても敬語でしゃべる。 ビター35(ビタースリーファイブ) 声 - 嶋村薫 唯たちがはじめて接触したエウロパ人。ノーテイスト(スネーカー)の秘密に気付くも、戦闘実行体に攻撃を受け瀕死のところをドライ6への伝言をパックを通じて伝え、事切れた。 ソルティー7(ソルティーセブン) 声 - 中村大樹 ドライ6の部下。唯たちと共闘できることを喜んだのもつかの間、基地を知られ戦闘実行体からの攻撃を受けたため他の部下と共にエウロパへ退去した。 ドライ6の直属の部下 具体数は不明だが十数名程度存在する。スネーカーの戦闘実行体からドライ6を守るため本人の上に幾重にも覆いかぶさり合い自ら攻撃を受けたために全員が死亡。ドライ6のみが生き残る形となった。
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