栄黄雅【エイコウガ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7915号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | 栄黄雅 よみ:エイコウガ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社ヤマセ農園 | |
品種登録者の住所 | 青森県弘前市大字石川字春仕内15番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 工藤清一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「千秋」に「王林」を交配して育成されたものであり,果実の外観が長円錐,果皮を被う色が黄,大きさが大の育成地(青森県弘前市)では10月中下旬に成熟するやや晩生種である。樹姿は開張,樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは細,節間長は短,皮目の大きさは中,多少はやや多,短果枝の着生(結果習性)は短果枝上,えき花芽の着生は多である。葉身の形は中間,大きさはかなり短,色は緑,たく葉の形は鎌形,長さは中,葉柄の長さは短,太さは中である。花の大きさはやや小,花色(蕾の色)は濃桃,花弁の形は卵,やくの色は黄である。果実の外観は長円錐,王冠は弱,がくの開閉は開,がくあの深さは中,広さはかなり狭,こうあの深さ及び広さは中,果実の大きさは大,果皮の地色及び果皮を被う色は黄,色の強さは濃,さびの位置はこうあ,量は無~僅か,さび状果点は有,果点の大きさはかなり大,密度は高,スカーフスキンは無,ろう質は中,粗滑の程度は滑である。果梗の長さはかなり長,太さは太,肉こうの有無は有である。果心の形は円錐,大きさはやや小,果肉の色は黄,褐色化は強,硬さ及びきめは中,蜜の多少は無~僅か,甘味は高,酸味は強,渋味は無,香気はやや多,果汁の多少は多である。種子の形は倒卵,大きさは中である。発芽期は晩,成熟期はやや晩で育成地においては10月中下旬,結果の早晩は早,早期落果及び後期落果は無~僅か,普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性は長い,心かびの発生は無~僅かである。「王林」と比較して,果皮の色が黄であること等で,「ゴールデンデリシャス」と比較して,がくが開いていること,さびの量が少ないこと等で,「金星」と比較して,がくあが狭いこと,果梗が太いこと,果肉が褐色化しやすいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和57年に育成者が自園(青森県弘前市)において,「千秋」に「王林」を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「黄雅」であった。 |
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