ウィキペディアに対する考え方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 21:45 UTC 版)
「ジミー・ウェールズ」の記事における「ウィキペディアに対する考え方」の解説
2007年3月18日に来日している際の公開インタビューで、米国のミドルベリー大学の日本史の講義における定期試験に臨んだ多くの学生が、解答に英語版ウィキペディアの島原の乱の項目(en:Shimabara Rebellion)に掲載されていた”事実と異なる内容”を引用したため誤答が多数出て大きな問題となり、同大学の日本史の教授が”今後大学の試験でウィキペディアを利用することを禁止する”と決めたことについて、学生はウィキペディアを原典として利用すべきでなく、あくまで出発点とすべきと述べている。ジャーナリズムは新たに情報を生み出す機能があるが、ウィキペディアにはない。ウィキペディアは、既に存在している情報をまとめて、分かりやすく提示することが目的と述べた。 ウィキペディア内にサブカルチャーの話題が多いことについて質問されると、英語版でも多くの記事があり、問題視しないとした。ビデオゲームのキャラクターに関する記述が、国家元首に関する記述より長いことについては、奇妙に感じると述べた。ウィキペディアの参加者(ウィキペディアン)については、典型的なものは概ね世界中で共通した傾向があり、20代後半から30代で大卒、職業は専門的な職業に就く人という認識である。学生や退職した人、教授もいる。典型的でない場合には10代の人もおり、他の10代の興味よりも成熟していると評価した。ウィキペディアのコミュニティはとてもフレンドリーであり、それに対して、ブログは強い主張、うまい文章が必要だが、協調は二次的なスキルだとする。 2008年11月3日、ソウル特別市で大韓民国政府によるインターネット実名認証制は、自由民主主義にそぐわないと批判した。
※この「ウィキペディアに対する考え方」の解説は、「ジミー・ウェールズ」の解説の一部です。
「ウィキペディアに対する考え方」を含む「ジミー・ウェールズ」の記事については、「ジミー・ウェールズ」の概要を参照ください。
- ウィキペディアに対する考え方のページへのリンク