阿波の白雪【アワノシラユキ】(草花類)
登録番号 | 第11649号 | |
登録年月日 | 2004年 1月 13日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 阿波の白雪 よみ:アワノシラユキ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 徳島県 | |
品種登録者の住所 | 徳島県徳島市万代町1丁目1番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高木和彦、前田典子、新居宏延 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「新雪」の選抜系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花は中輪の黄白色で中肋部が浅黄緑色のテッポウユリ型の切花向きの早生種である。草丈は100~129㎝、茎の直径は10.0~14.9㎜、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は20~39㎜、止葉下は60~79㎜である。葉序は2/5、葉の全体の形は披針形、葉身中央部及び葉の先端部の反りはやや外反転、ねじれは無、葉幅は20~29㎜、葉長は12~15㎝、光沢は有、数は中、着生角度は30~59°である。つぼみの形はⅨ型、花の向きは15~ 29°、花房の形状は散形花序、花の全体の形はテッポウユリ型である。花径は120~149㎜、内花被の幅は60~79㎜、長さは18~23㎝、外花被の幅は40~49㎜、長さは16~20㎝である。花色は花弁の基部は濃黄緑(JHS カラーチャート3106)、地色は黄白(同2502)、中肋部は浅黄緑(同3304)、縁部及び裏面は黄白(同2502)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は浅黄緑(同3304)、内花被の形はⅠ型、外花被の形はⅣ型、内花被先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅧ型、外花被の先端の形状及び反転の程度はⅤ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄、第一花梗の長さは120~149㎜、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは15~29°、一花茎の花数はやや少、花の香りは中、開花始期は早である。「雷山2号」と比較して、葉の全体の形が披針形であること、花弁の基部の色が濃黄緑であること等で、「さやか」と比較して、葉の全体の形が披針形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、「新雪」の選抜系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成元年より徳島県農業試験場(現徳島県農林水産総合技術センター農業研究所、名西郡石井町)において親系統の育成を行い、7年より交配組合せ検定試験及び特性調査を行い、12年に目標とする特性を確認して育成を完了したものである。 |
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