出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 21:12 UTC 版)
「NMEA 0183」の記事における「アプリケーションレイヤプロトコル」の解説
それぞれのメッセージの開始文字はドル記号。 次の5文字はトーカ(2文字)とメッセージ(3文字)を識別。 全ての後続するデータフィールドはコンマ区切り。 データが利用できない場合、対応するフィールドはナル文字を入れる(例えば"123,,456"では第二フィールドは利用不可)。 最終データフィールド文字が直後に続く最初の文字はアスタリスク。 アスタリスクは16進数で表す2桁のチェックサムが直後に続く。チェックサムは$と*間の全文字の排他的論理和。公式な仕様によれば、チェックサムはほとんどのデータセンテンスにとっては任意的なものであるが、RMA、RMB、RMC(とくに)では強制的である。 はメッセージの終了。 例として、軌跡到着アラームは次の形式 $GPAAM,A,A,0.10,N,WPTNME*32 で表されるものは、 GP トーカ ID (GP はGPS機器, GL はGLONASS) AAM 到着アラーム A 到着円進入 A 垂線経過 0.10 円半径 N 海里 WPTNME 軌跡名 *32 チェックサムデータ NR203 GPS受信機からの生成文字列は複合したメッセージを含む。実際のメッセージを解析すると次を含む: ZDA – 標準NMEA $..ZDA 時刻 & データメッセージ GLL – 標準NMEA $..GLL 地理的位置 – 経度/緯度メッセージ NSV – 個別の衛星情報を含むNMEAメッセージ 一般的な ASCII文字 $ MRK,0 ZDA,123336.8069,17,06,2001,13.0 GLL,4916.45,N,12311.12,W,225444,A,*1D VTG,218.7,T,2.38,H,0.18,V SGD,-1.0,G,-1.0,M SYS,3T,9 ZEV,0.28745E-006 NSV,2,00,000,00,0.0,00.0,00,00,D NSV,7,00,000,00,0.0,00.0,00,00,D NSV,28,00,000,00,0.0,00.0,00,00,N NSV,1,00,000,00,0.0,00.0,00,00,D NSV,13,00,000,00,0.0,00.0,00,00,D NSV,4,00,000,00,0.0,00.0,00,00,N NSV,25,00,000,00,0.0,00.0,00,00,N NSV,0,00,000,00,0.0,00.0,00,00,N NSV,11,00,000,00,0.0,00.0,00,00,D NSV,0,00,000,00,0.0,00.0,00,00,N & 種別形式フィールド開始文字 $ 0 位置補正のUTC ZDA,hhmmss.ssss,dd,mm,yyyy 1 度/分による緯度 llll.ll 2 緯度方向 (N or S) 3 度/分による経度 yyyyy.yy 4 経度方向 (E or W) 5 衛星の数 NSV 6 衛星のID番号 NSV,n,… 7 "n"衛星につき繰返し 終了文字 & 新しい規格であるNMEA 2000では、いくつかのトーカが高いボーレートで中心ハブなしで対応する。 NMEA規格はプロプライエタリであり、2014年時点では325米ドル(会員価格)で販売されている。 しかし、その大半は一般人によりリバースエンジニアリングされ、gpsdやDale DePriest'sなどで利用可能である。
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