れんちゃくじのやまももとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > れんちゃくじのやまももの意味・解説 

蓮着寺のヤマモモ

名称: 蓮着寺のヤマモモ
ふりがな れんちゃくじのやまもも
種別 天然記念物
種別2:
都道府県 静岡県
市区町村 伊東市富戸
管理団体
指定年月日 1999.01.14(平成11.01.14)
指定基準 植1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: ヤマモモは,中部地方以南から中国大陸フィリピンにかけて分布する常緑高木であり,西日本社寺等によく植栽される樹種である。日本代表的な常緑広葉樹一つで,雌雄異株であり,雌株甘酸っぱい独特の風味をもつ果実初夏多数つけ,食用供されることもある。また,樹皮や根皮は薬用にも用いられる有用樹種である。
 当該木は,伊豆半島東岸城ヶ崎海岸にある連着寺の境内本堂むかって右手位置する。この付近は,溶岩台地表土がうすい痩せ地であるが、ヤマモモは,根に根瘤菌共生して窒素固定を行うという特性持っているために,土のような立地でも良好な生育を示すことができる。そのため、この付近森林には,他の樹木混じってヤマモモ比較多数見られるヤマモモは、中国では楊梅(ヤンメー)と言われており,そのせいか,当地では,ヤンモと呼び慣わされている。なお,この付近ヤマモモは,平城天皇楊梅陵から分植されたものであるとの言い伝えがある。
 当該木は雌株で,樹高15m,根廻りはは7.2mに及ぶ巨樹である。大きな3本の幹に枝分かれしており,張り東西22m南北は18mに達し樹勢旺盛である。昭和63年行われた全国巨樹巨木調査において,我が国最大ヤマモモであることが明らかにされており,ヤマモモ最大限度まで成長したものとして,植物生態学的,植物生理学的にも大変重要である。よって,ここに天然記念物として指定し一層の保護図ろうとするものである
史跡名勝記念物のほかの用語一覧
天然記念物:  蒼島暖地性植物群落  蓑曳矮鶏  蓑曳鶏  蓮着寺のヤマモモ  蕪島ウミネコ繁殖地  薄根の大クワ  薩摩鶏



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「れんちゃくじのやまもも」の関連用語

れんちゃくじのやまもものお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



れんちゃくじのやまもものページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS