もみじ谷大吊橋
もみじ谷大吊橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 03:09 UTC 版)
ダムは日光国立公園内に位置し、潜竜峡や塩原温泉郷に程近い観光地内に建設されている。ダム湖である塩原湖周辺は環境整備がなされており、ダム右岸には塩原ダム公園が整備された。ここに1999年(平成11年)、塩原湖を跨ぐ「もみじ谷大吊橋」という全長320 mの歩行者専用の吊橋が完成した。この吊橋ではトラスなどの補剛桁を用いず、横に張ったワイヤーロープで強度を確保しており、無補剛桁歩道吊橋としては本州一の長さを誇る。春の新緑や秋の紅葉の季節には鮮やかな景色を湖面に映し、塩原の新観光名所となった。完成年には110万人の観光客が訪れ、今でも年間50万人が訪れる日光国立公園の観光スポットとして定着している。ダム周辺はクマタカの繁殖地でもあり、近年は「日光・那須塩原緑の回廊」という計画が立案され自然保護を行おうという動きが起きている。 通行料金は、大人が1回300円(20人以上の団体は一回270円)、中学生、高校生、65歳以上の高齢者、障害者は1回200円(20人以上の団体は一回180円)、幼児は団体個人共に無料である。また、那須塩原市民は無料で通行できる。通行料金は、この吊橋の維持管理費として徴収されている。駐車場は無料で左岸(国道400号側)で小型車が123台、大型車が8台、右岸で小型車が25台収容できる。2013年に「恋人の聖地」に認定された。
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