ひと‐ごこち【人心地】
ひとごこち【ヒトゴゴチ】(食用作物)
登録番号 | 第5848号 | |
登録年月日 | 1997年 12月 5日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ひとごこち よみ:ヒトゴゴチ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 新井利直 前島秀和 手塚光明 近藤武晴 久保田基成 村松幸夫 矢野伸一 中澤伸夫 小池英彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「信交酒437号」(後の「白妙錦」)に「信交444号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(長野県須坂市)における成熟期は早生の晩,玄米が大きく,心白が極多く,耐倒伏性がやや強い酒造原料用品種である。 草型は偏穂重型,稈長及び稈の細太は中,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中,穂数はやや少,粒着密度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は極少である。玄米の形は中,大小及び精玄米千粒重は大,見かけの品質は上の下,光沢は中,心白の多少は極多,大小はやや大である。出穂期及び成熟期は早生の晩,障害型耐冷性及び耐倒伏性はやや強,収量は中である。いもち病推定遺伝子型はPi-a,i,白葉枯病圃場抵抗性は強である。 「美山錦」と比較して,稈長が短いこと,精玄米千粒重が大きいこと,心白が多いこと等で,「白妙錦」と比較して,止葉が立つこと,障害型耐冷性が強いこと,白葉枯病圃場抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に長野県農事試験場(須坂市)において,「信交酒437号」(後の「白妙錦」)に「信交444号」を交配し,平成元年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。3年から生産力検定試験及び特性検定試験,6年から奨励品種決定調査を行い,7年にその特性を確認して育成を完了した。7年は雑種第10代である。 なお,出願時の名称は「みずほ錦」であった。 |
ひとごこち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
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