とちぎ酒14【トチギサケ14】(食用作物)
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登録番号 | 第15391号 |
登録年月日 | 2007年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | とちぎ酒14 よみ:トチギサケ14 |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 栃木県 | |
品種登録者の住所 | 栃木県宇都宮市塙田1丁目1番20号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 伊澤由行、山口正篤、小林俊一、倉井耕一、五月女恭子、出口美里、藤井真弓、大谷和彦、大久保堯司、池田二朗 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「信交酒480号」(後の「ひとごこち」)に「関東177号」を交配して育成されたものであり、育成地(栃木県宇都宮市)における成熟期は晩生、稈長が中の醸造向きの粳品種である。稈の長さは中、太さはやや太、止葉葉身の姿勢(初期観察)は半立、葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さは中、穂数はやや少、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、主軸の湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは中、色は黄白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さはやや短、芒の分布は上半分のみである。玄米の長さは中、幅はやや広、形は半円、色は淡褐、心白の発現(酒米)は5~10%、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)及び成熟期は晩生である。障害型耐冷性は中、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,i、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。胚乳のアミロース含量は5型、蛋白質含量は中である。「若水」及び「五百万石」と比較して、成熟期が晩いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iであること、玄米の心白の発現が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に栃木県農業試験場(宇都宮市)において、「信交酒480号」(後の「ひとごこち」)に「関東177号」を交配し、10年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
とちぎ酒14
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
1996年、都道府県による開発。同県農業試験場にて交配、2005年栃木県産地品種銘柄に指定。
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