ねずみ 【鼠】
哺乳類ネズミ科。害獣とされる反面、神聖な動物ともされ、十二支の子はネズミであり、大黒天の使いとする。農家では平日でも尊ぶ地方があり、正月にはネズミ餅・ネズミの年玉などといって餅を供える所がある。だが追い払う行事もあり、鼠の穴に餅を入れてふさぐネズミフタギ、捕った鼠を棧俵に乗せて山海へ投げる鼠送りの風などがある。鼠が騒ぐのは変事の前兆で火事などになるともされ、大群で移動した記録も多い。昔話によく登場する。古代インドやエジプトでは夜のシンボルとし、ギリシアでは破滅と死のシンボルであった。中世にキリスト教布教が盛んになると、鼠は悪魔や魔女と関係づけられ、魔女の変身などとされた。中国では家具や衣類をかじって消耗させるとして耗子とも呼ぶ。ねっき木杭または鉄釘などを交互に地面に打ち込み、相手の杭釘を打ち倒す遊戯。稲刈りの後の田や雪上などで遊ぶ。神社の行事として行う所もあり、神意を占う意味があるようだ。
このページでは「世界宗教用語大事典」からねずみを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からねずみを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からねずみを検索
Weblioに収録されているすべての辞書からねずみを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からねずみを検索
- ねずみのページへのリンク