ニンジンプリンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニンジンプリンの意味・解説 

ニンジンプリン

(にんじんプディング から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/12 07:24 UTC 版)

ニンジンプリン
果物をのせたニンジンプリン
種類 プディング
主な材料 ニンジンバター砂糖、卵、香辛料
テンプレートを表示

ニンジンプリン英語: Carrot pudding)とは、世界中の様々な文化圏において伝統的に作られている料理である。日本では「プリン」と言えば菓子の一種たるカスタードプリンを指すことがほとんどだが、甘みがなくおかずとして食されるプディングも「プリン」の一種である。ニンジンプリンもプディングとして作りおかずにする場合と、デザートにする場合の両方が存在する。

1591年に出版された英語のレシピ本では、「Carret(原文ママ、ニンジンのこと)の根のプリン」と説明[1]されており、基本的にショートニングクリームレーズン甘味料ナツメヤシ砂糖)、スパイスクローブメイス)、削ったニンジン、パン粉と共に詰められたニンジン、とある。 [1]『オックスフォード食の大冒険』で、作家のアラン・デビッドソンは、ヨーロッパではニンジンが甘いケーキを作るために使われたと考えている。 [2]これらはキャロットケーキの前身であった。ニンジンプリンは、遅くとも18世紀からアイルランドで食されている。 [3]第二次世界大戦中の英国では、甘味料が配給制だったため、ニンジンプディングが代替品と見なされていた。戦後は、キャロットケーキが「健康食品」と見なされるようになった。 [2]

主にインドパンジャーブ州では甘い菓子のニンジンプリンが作られており、ガジャルハルワと呼称されている。 [4] [5] [6]

脚注

  1. ^ a b A. W. (1591). A Book of Cookrye: Very Necessary for All Such as Delight Therin. Edward Allde. https://jducoeur.org/Cookbook/Cookrye.html 
  2. ^ a b Davidson, Alan (1999). The Oxford Companion to Food. Oxford University Press. ISBN 0-19-211579-0. https://archive.org/details/oxfordcompaniont00davi_0 
  3. ^ Belinda McKeon (2010年3月13日). “Bia, glorious bia”. The Irish Times. http://www.irishtimes.com/newspaper/magazine/2010/0313/1224265915652.html 
  4. ^ Julie Sahni (1985). Classic Indian vegetarian and Grain Cooking. HarperCollins. p. 512. ISBN 0-688-04995-8. https://books.google.com/books?id=OppwQgAACAAJ&q=gajar+halwa 
  5. ^ Tan Bee Hong (2010年3月27日). “Spice of India”. New Straits Times (Malaysia) 
  6. ^ Procopio (2009年4月10日). “Carrot Pudding”. Bay Area Bites. KQED. 2010年4月4日閲覧。

関連項目

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ニンジンプリンのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニンジンプリン」の関連用語

ニンジンプリンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニンジンプリンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニンジンプリン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS