ちょうこくしつ座とは? わかりやすく解説

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ちょうこくしつ座

分類:星座/神話


名称:ちょうこくしつ座(彫刻室座)
学名:Sculptor
小分類:南半球
構成する主な星雲星団恒星:NGC253(渦巻き星雲)/NGC288(球状星団)
神話主な登場人物:―
日本観測できる時期:10月1月の約4カ月
見ごろ季節:秋(20時正中は11月下旬)

ちょっと変わった名前ですが、彫刻をするためのアトリエである「彫刻室」と名づけられた星座です。実際にとがった四角形のような形をしていて、星座から彫刻室を想像するのはほとんど不可でしょうくじら座の南にありますが、4等星と5等星でできているので暗くて見つけにくいと思います。ただ、望遠鏡での観測はくじら座との境に、球状星団NGC288渦巻き星雲NGC253観測することができます

1.見つけ方ポイント
秋の終わりの南の空に昇る星座です。みなみのうお座1等星フォーマルハウトのすぐ東を見ると、4角形一辺に3角形足したような、とがった4角の形をした星の集まりが見つかります。それがちょうこくしつ座です。ただし、4等星、5等星が多い暗い星座ですので見つけにくいでしょう

2.神話内容について
18世紀フランス天文学者ラカーユによって作られ星座で、神話とは関係ありません。彫刻をする部屋、「彫刻室」と名づけられました。星図では、三脚の台の上胸像乗っており、ノミなどの彫刻用具がその周り置かれていますが、星座の形とはあまり関係がありません。名づけられた当初は「彫刻家アトリエ」とされていました

3.同じ時期見え星座について
秋の南の空に現われる星座ですので秋の星座と一緒に見ることができます。まず、北にはくじら座とみずがめ座、西にはみなみのうお座やぎ座つる座を見ることができます。また南にはほうおう座、東にはエリダヌス座ろ座を見ることができます

4.主要都市での観測について
日本全国観測できますが、南の空低く現われる暗くて見つけにくい星座ですので、よく見るためにはできるだけ南の土地行った方が良いでしょう

参考文献:「星座クラブ沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑藤井旭著(成美堂出版)、「星座夜空四季小学館学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)





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