たてやまさぼうこうじせんようきどうとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > たてやまさぼうこうじせんようきどうの意味・解説 

立山砂防工事専用軌道

名称: 立山砂防工事専用軌道
ふりがな たてやまさぼうこうじせんようきどう
種別 遺跡関係
種別2:
都道府県 富山県
市区町村 中新川郡立山町
管理団体
登録年月日 2006.07.28(平成18.07.28)
登録基準 登-遺2
追加登録年月日
解説文: 富山県南東部立山山麓常願寺川水源部の地質脆弱な火山堆積物で、非常に崩れやすい特徴持っており、安政5年(1858)の大地震時は、「崩れ」で知られる大規模な崩壊立山カルデラ内で発生しており、崩壊土砂は現在も不安定な状態で蓄積し降雨のたびに下流流出している。この土砂流出による被害下流富山平野起こらないよう砂防堰堤山腹緑化等を整備し、危険を未然に防ぐことが立山砂防事業大きな目的である。
 明治39年富山県事業として砂防事業着手したが、大正11年豪雨により、砂防施設壊滅した大正15年からは、内務省直轄事業となった事業は、近代砂防の父と呼ばれた赤木正雄指導行われ砂防事業不可欠な資材運搬手段として軌道が必要であるとの判断から軌道工事推進した軌道工事大正15年着手され昭和3年千寿ヶ原(起点)から平までの約12km、昭和6年平から水谷終点)まで開通し総延長約18km、標高差642mの軌道完成した
 途中戦後施工の分も含めて合計42段のスイッチバック鉄道施設としては珍しい素堀の片洞門天鳥オ-バハング)などがあり、橋梁21箇所トンネル10箇所有する
 立山カルデラ堆積物から富山平野を守るための国直砂防工事実施にあたり資材運搬のために造られ軌道という歴史的性格から考えて登録する
登録記念物のほかの用語一覧
名勝地関係:  野田市市民会館  鳥濱氏庭園  鳴海氏庭園  鶴舞公園
遺跡関係:  牧野記念庭園  立山砂防工事専用軌道  雲原砂防関連施設群



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「たてやまさぼうこうじせんようきどう」の関連用語

たてやまさぼうこうじせんようきどうのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



たてやまさぼうこうじせんようきどうのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS