たかいこがね【タカイコガネ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11256号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | たかいこがね よみ:タカイコガネ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 3月 28日 | |
品種登録者の名称 | 吉家一雄 | |
品種登録者の住所 | 長野県中野市大字厚貝286 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉家一雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「王林」の枝変わりであり、果実の外観が長円錐、大きさが中、果皮を被う色が褐黄色の育成地(長野県中野市)では10月下旬に成熟する晩生種である。樹姿は直立、樹の大きさはやや小、樹勢は中である。枝梢の太さは太、節間長は短、皮目の大きさは中、多少は多、えき花芽の着生は多である。葉身の形は中間、葉の大きさは短、葉色は濃緑、たく葉の形は鎌形、長さ及び葉柄の長さは短、太さは中である。花の大きさは中、色は淡桃、花弁の形は長円、やくの色は濃黄である。果実の外観は長円錐、王冠は弱、がくの開閉は開、がくあの深さは浅、広さは狭、こうあの深さは浅、広さは狭、果実の大きさは中、果皮の地色は緑、果皮を被う色は褐黄色、被う色の強さは中、量は多、さびの位置は全面、量は極多、さび状果点は有、果点の大きさは大、密度は高、スカーフスキンは無、果皮のろう質は少、粗滑の程度は粗である。果梗の長さは短、太さはやや太、肉こうの有無は無である。果心の形は円、大きさは中、果肉の色は黄、果肉の褐色化はやや強、硬さは中、きめは密、蜜の多少は無~僅か、甘味は中、酸味は弱、渋味は無、香気及び果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は早、成熟期は晩で育成地においては10月下旬である。結果の早晩は早、後期落果は無~僅か、普通及び冷蔵貯蔵性は長い、心かびの発生は無~僅かである。「王林」と比較して、枝梢が太いこと、節間長が短いこと、果皮を被う色が褐黄色であること、さびの位置が全面であること、さびの量が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に育成者の果樹園(長野県中野市)において、「王林」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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