たちいぶき【タチイブキ】(飼料作物)
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登録番号 | 第11362号 |
登録年月日 | 2003年 8月 19日 | |
農林水産植物の種類 | えん麦 | |
登録品種の名称及びその読み | たちいぶき よみ:タチイブキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松浦正宏、大山一夫、上山泰史、桂真昭、長谷健 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「Diamante R31」に「Coker 87-9」を交配して育成された固定品種であり、育成地(熊本県菊池郡西合志町)おける成熟期は極早生、稈長は極短で耐倒伏性及び冠さび病抵抗性が極強の乾草及びラップサイレージ向きの品種である。初期草丈はやや低、草型はやや直立、茎の太さはかなり細、稈長は極短、葉色は中、長さは短、幅は極狭、葉鞘のワックスの多少は少である。穂数は中、小穂数は極少、穂長は短、型は散穂、芒の有無と多少は無または極少、長さは極短、ふの色は灰、粒の形は細、大小は小、千粒重は中、皮裸性は皮である。耐寒性は良、出穂期及び成熟期は極早生、脱芒性は中、脱粒性は難、耐倒伏性及び冠さび病抵抗性は極強、葉枯病抵抗性は中である。子実収量及び茎葉の乾物率は中である。「はえいぶき」及び「日向改良黒」と比較して、ふの色が灰であること、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、熊本県菊池郡西合志町)において、「Diamante R31」に「Coker 87-9」を交配し、5年から7年まで個体選抜、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、8年から地域適応性試験を行い、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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