たちあかね【タチアカネ】(飼料作物)
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登録番号 | 第14528号 |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | えん麦 | |
登録品種の名称及びその読み | たちあかね よみ:タチアカネ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 我有満、桂真昭、後藤和美、松岡秀道、松浦正宏、大山一夫、小橋健、長谷健、上山泰史 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「Guelatao」に「Coker87-9」を交配して育成されたものであり、育成地(熊本県菊池郡西合志町)における成熟期は極早生、耐倒伏性及び冠さび病抵抗性が極強の飼料向きの品種である。初期草丈はやや高、草型はややほふくである。茎の太さは極細、稈長は極短、葉色は中、葉身長は短、葉幅はかなり狭、葉鞘のワックスの多少は中である。穂数はやや少、穂長はかなり短、穂型は散穂、芒の有無と多少は無または極少である。ふの色は黄、粒の形は中、粒の大小は中、千粒重はやや軽、皮裸性は皮である。耐寒性はやや良、出穂期及び成熟期は極早生である。脱粒性は中、耐倒伏性は極強である。冠さび病抵抗性は極強、かさ枯病抵抗性は強である。「たちいぶき」と比較して、ふの色が黄であること、かさ枯病抵抗性が強いこと等で、「はえいぶき」と比較して、草型がややほふくであること、耐倒伏性及び冠さび病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に九州農業試験場(現独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、熊本県合志市)において、「Guelatao」に「Coker87-9」を交配し、6年から個体選抜、8年から系統選抜を行って育成した品種であり、以後、11年から系統適応性試験、特性検定試験等を行い、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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