はえいぶき【ハエイブキ】(飼料作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7891号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | えん麦 | |
登録品種の名称及びその読み | はえいぶき よみ:ハエイブキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松浦正宏、大山一夫、佐藤信之助、上山泰史、桂真昭 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「Guelatao」に「ハヤテ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(熊本県菊池郡西合志町)における成熟期は極早生,稈長は短く,茎数及び穂数は多いサイレージ用品種である。初期草丈は高,草型は極直立,株の開閉は閉である。茎数は多,太さは細,稈長は短,剛柔は中,稈のワックスの多少は少,葉色は中,葉身長は短,葉幅は狭である。穂数は多,小穂数は極少,穂長は短,穂型は散穂,粒着の粗密は疎,穂の抽出度は短,芒の有無と多少は無または極少,ふの色は淡黄である。粒の形,大小及び千粒重は中,皮裸性は皮である。耐寒性は中,出穂期及び成熟期は極早生,脱粒性,穂発芽性及び耐倒伏性は中,冠さび病抵抗性は弱である。「アキワセ」と比較して,茎数が多いこと,稈のワックス及び穂数が多いこと,小穂数が少ないこと等で,「ハヤテ」と比較して,株の開閉が閉じること,稈のワックス及び穂数が多いこと,ふの色が淡黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に九州農業試験場(熊本県菊池郡西合志町)において,「Guelatao」に「ハヤテ」を交配し,平成元年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,3年より生産力検定試験及び特性検定試験を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「九州2号」であった。 |
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